正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ブルガリの自動巻きクロノグラフの分解掃除とチュードルの自動巻きを分解掃除です

2015年06月06日 | 時計修理
昨日はブルガリの自動巻きのクロノグラフの分解掃除です。


3,4年前に一度お掃除させていただいた時計ですが、機留の板が折れて機械内部に入ってしまって止まってしまうようになっていました。

あとクロノグラフの秒針が外れていて帰零しなくなっていました。
心棒と噛み合っている筒が緩くなっていました。
少しかしまるように筒を小さくしてから針をセットしました。

しばらく合体せて時間様子を見てみる予定です


次はチュードルのダイバーウォッチです。














自動巻きの時計で2824の機械が入っていました。
秒針の歯車に不具合があり止まってしまっていました。
分解掃除、秒針車の交換です。
油切れが原因だと思います。
洗浄後タイミング調整までしました。

最後はコハゼバネの別作です。




モバードの手巻き時計で、板状のコハゼバネが折れての不具合で、部品屋さんに時計を送って探してもらったのですが部品が無く帰ってきました。

板バネの素材の中で同じ厚みの板を探して同じ寸法に削る作業です。

大体近いところまではできたのですが、微妙なところがまだ残っていて今日昼間にもう一度作業の続きをする予定です。


昔縁日でした型抜きを思い出します。