本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆13℃
今日も肌寒い一日です。
近頃、吟行に来られる方が多いのですが、今日は男性3人組が。
上を見たり下を見たり、手帳とペンを片手に思案にくれながら、季語となるものを探しているようです。
境内でミソサザイが鳴いているのですが、ミソサザイは冬の季語だから使えないとか。
「今の時期が一番よくきれいな声でさえずるのに、何で冬の季語なのかねえ。」
と、せっかく良い題材のはずが、時季が違うので惜しがっていました。
夏鳥で、夏の季語となる鳥というと、オオルリやツツドリがこの辺りでよく囀っています。
(昨年撮ったオオルリ)
最近知ったのですが、鳥の鳴き方には大まかに二種類の鳴き方があるそうです。
ひとつは「さえずり(英:song)」
縄張りをあらわしたり、求愛のときに出す鳴き方で、主に繁殖期に雄が発する声。
もうひとつは「地鳴き(英:call))
警戒や威嚇、雛を呼ぶときのさえずり以外の鳴き方。鳥たちの日常会話に使われる。
英語でみると非常に分かりやすいですね。
さえずりはsong=歌。 地鳴きはcall=呼び声。
ウグイスの場合、よく耳にする「ホーホケキョ」はさえずりで、地鳴きは「チャ、チャ、チャ」と鳴きます。
地鳴きは北九弁のようですね(笑)
ちなみに雅楽の曲目で『春鶯囀(しゅんのうでん)』という曲があり、
唐の時代、高宗という人がウグイスの囀りを聴いて楽工に写させたという謂れがあります。
新年や春の訪れ、立太子の礼や長寿を祝う際に奏楽されるめでたい曲です。
さて、下の写真は参拝者から頂いたビワとグミと青梅。
黄色・赤・緑のコントラストが綺麗だったので写真に収めました。
ビワとグミはそのままでも食べられますが、果実酒とジャムにしてみようかなと思います。