本日の高住神社の状況です。
◆曇り(霧)のち晴れ
◆3℃~
朝は霧が深かったものの、昼ごろにはスッと消えて良い天気に。
天気も良くなったことだし・・・とばかりに、帰り際に遅ればせながら守静坊の枝垂れ桜を観に寄り道してみました。
豊前坊から下ってゆくと入口が分かりづらく見落としがち。
馴染みの写真家さんの案内で入口を教えてもらいました。
こんなところに坊跡への入口があったなんて、歩いてみないと気づかないものです。
これが噂の枝垂れ桜。
ちょっと時期が遅かったようで葉桜に変わりつつありますが、200年生きる老木の見事な枝ぶりは目を見張るものがあります。
見上げれば天から覆いかぶさるように降る桜。
惜しむべきは葉が出始めていたこと。もう少し早く来れば良かったですねえ。
文化・文政の頃に京都祗園の枝垂れ桜から分植したといわれてますが、江戸時代後期には様々な桜が品種改良されて愛でられていたようで、この桜もそうした桜ブームのものなのでしょうか。
調べてみると、京都の円山公園に「一重白彼岸枝垂桜」というのがあり、”祗園の夜桜”として名所になっているとか。これと関係がありそうな気もしますが・・・どうなんでしょうね??
枝ぶりを見ているだけなのに不思議と飽きないもの。
この歳になるまで幾多の風雨にさらされ、折れては枝を伸ばしを繰り返し、老齢とともに風格が増してきたこの桜。
かたちこそ深山隠れの朽木のようでも満開の花を咲かせ続けているように、これからも老いてなお盛んであってほしいですね。
来年こそは花盛りに来てみたいものです。