本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆5℃~
仮社務所でバタバタと騒ぐ音が聞こえるので何事かと見てみると、一羽の鳥が迷い込んで飛びまわっていました。
オリーブ色の羽。シジュウカラのようです。
屋根の隙間から入り込んだようで、被写体になってもらおうと刺激しないようそっとレンズを向けて・・・
ここは野鳥の宝庫ですが、こうした珍客が迷いこんでくることは珍しいもの。
掴まえられるかな、と手を伸ばすと、指先を一旦の止まり木にして飛び去っていってしまいました。
小さな鳥の爪の感触、重み、温もり。
わずか数秒の出来事でしたが、触れた瞬間に伝わってくる鳥の感覚に、一瞬とはいえ全神経をそちらに向けてしまった子供じみた好奇心を感じたことに、思わず笑みがこぼれてしまいました。
大人になっても自然と触れ合うのは面白いものです。
わずかな一瞬の出逢いがこうして刺激となり、自然への興味をますます深くさせる。
植物愛好家から野鳥観察家、はたまた昆虫採集など様々な肩書きの人が通り過ぎてゆくこの英彦山ですが、分野は違えど自然に興味を持つことでは同じ。
こうした偶然と発見がどこに潜んでいるか分からないことが自然と遊ぶ醍醐味なのでしょう。
野鳥観察のため山頂へ向かうH氏に写真を見せたら、ほぅ、と驚いた様子。
シジュウカラは民家の屋根などに営巣するらしいから場所を探していたのかも知れないねと、またひとつ勉強になりました。
もう英彦山にも夏鳥が来ている様子。
またあの鳥たちに出逢えるかもと思うと、これからが楽しみでなりません。