高住神社公式ブログ

英彦山豊前坊高住神社の公式ブログです。

7月3日(土)の様子

2010年07月03日 14時04分28秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆雨

◆21℃

今日は雨。朝から夕暮れのような暗さです。

木々が緑に色づく頃になると、小バエやブヨ、小さな羽虫たちが飛び回りはじめます。

首元や足首にチクッとした痛みを感じたときは、大抵ブヨに刺されています。

ブヨに食われると2,3日は痒みと痛みが引かず大変。

建物内にいても素肌を狙って飛んでくるから気が抜けません。

空中だけかと思えば、足元ではヤスデやアリが勝手におじゃましてきて踏み潰しそうになります。

 

この時期の英彦山は虫の楽園。

ジメジメしているうえに虫がブンブン飛び回っていたら不快な気持ちになるのですが、

これは人様の都合。

この多湿な時期に発生する虫たちを狙い渡り鳥が飛来し、繁殖してまた南の国に戻っていき、

花も虫たちに受粉してもらうことで実を結び、種を残してゆきます。

土に積もった落ち葉は菌類やこの虫たちが分解して土に還り、木々を育てます。

人間にとっては不快な害虫かも知れませんが、自然のサイクルに必要な存在なのですね。

 

そう思うとちょっとは虫も大事にしないとなぁ、とは思うのですが・・・

やっぱり顔の周りを飛び回られると「コノヤロ!」と思ってしまいますね(^^;

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7月2日(金)の様子

2010年07月02日 14時12分14秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れ

◆21℃

昨日、今日と晴れが続いています。

登山者が数名登られましたが、登山道はまだ少し濡れて滑りやすくなっているかも知れません。

 

今日は句会の方が来られました。

地図がしっとりとしていたので「これは霧じめりですか?」と尋ねられました。

この梅雨どきは雨も多く、空気も湿り気を帯びていて、紙や布製品はすぐかびてしまいがち。

ジメジメしているという表現より、“霧じめり”という言葉のほうが風情があっていいですね。

さすが俳句人。言葉の選び方ひとつでも赴きがあります。

 

高住神社で出している天狗面がら気に入られたようで、工房を教えてさしあげました。

添田町には彦山がらがらの工房があったようですが、今は数件しか残されていません。

道の駅・歓遊舎ひこさんにはそれぞれの面工房をはじめ窯元の作品が並んでいますので、

興味ある方はぜひ見に行かれてください。

彦山がらがらは知事指定特産民芸品に選ばれています。

英彦山に伝わる伝統民芸品として、ご参詣の記念にぜひお受けくださいませ。

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7月1日(木)の様子

2010年07月01日 15時17分00秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇り

◆19℃

7月に入り、ようやく年の後半に突入ですね。

境内の手拭タオルに黒い粒がついていたので何だろうと見てみると、ホタルのような虫でした。

ツヤのない黒い体色に赤い胸部、枝分かれした触角。

手持ちのデジカメでは被写体が小さすぎて写真に収められなかったのですが、

柔らかい翅と腹部の様子から、ホタルに似た別の昆虫のように思えるのです。

 

ホタルの仲間は発光しますが、これは雌を呼ぶための求愛シグナルと言われている一方、

毒を持っていることを示す「警戒色」でもあるそうです。

他種の有毒動物に似せることで身を守る擬態を「ベーツ型擬態」といい、

スズメバチを思わせる黄色の縞模様を真似することで外敵から身を守るガやカミキリムシがいます。

この虫も有毒なホタルに擬態することで、鳥などに食べられないようにしているのでしょう。

ホタルが毒を持っていることすら初耳でした。

 

日本には約50種類のホタルがいるそうです。

この辺りで見られるホタルは主にゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタル。

あまり名の知られていないホタルもたくさんいるということ。

もしかしたら、夜、英彦山であの虫が光っているかも知れませんね。

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