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「胡同の理髪師」

2009年09月07日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 「紅い鞄-チベット、秘境モォトゥオへ」の3年後にモンゴルのハスチョロー監督が作製した作品。ゆったりとした時間の中で、人間も生活も自分も少しずつ変わっていく。中国も日本も同じだ。古いもの・命の象徴として時計が、新しいものの象徴としてテレビがでてくる。自転車を降りて道端に座って櫛で髪を整えようとしたのは最期を予感したからなのだろう。主役のおじいさんは93歳の現役理髪師という。忙しない生活を送っている方にはついていけない映画かもしれない。監督は、この映画にはテーマがあるようでないかもしれない、それぞれ観る人が見つけてほしいと言っている。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:ハスチョロー
出演者:チン・クイ、チャン・ヤオシン、ワン・ホンタオ、ワン・シャン
Story:
93歳の現役理髪師が主演を務めて話題を呼んだ、ハスチョロー監督のヒューマンドラマ。北京の旧城内にある下町・胡同。理髪師のチンおじいさんはそこで毎日同じ時間に寝起きし、顧客の下を訪れて散髪し、こつこつと81年間も働き続けてきたが…。(胡同の理髪師)