びわの種で杏仁豆腐をつくるレシピがたくさんでている。
びわの種ってけっこう大きい。
で、渋皮をチュルンとむくと、ニンニクみたいな白いものになる。これを包丁で細かくして、牛乳で煮ると、杏仁の香りが移るのだという。
本来、杏仁豆腐は杏(種)の粉末で作るのだな。でも杏でなくてびわでなぜ杏仁豆腐ができるのかな?
で、杏とウメ、モモ、スモモ、アーモンド 、ビワなどは近縁種だからということらしい。これらの種には薬効成分などが含まれている。ただ、スーパーで売られている杏仁豆腐は、杏の種は使われていなくて「ほとんどが杏仁と似た香りを持つアーモンドエッセンスを用いて作ったもの」だという。
薬効成分ではないが「アミグダリン」という物質が含まれていて、体の中で分解しシアン化水素になる。 毒薬の青酸カリというのを聞いたことがあるが、その青酸だ。梅の実で中毒というのはこれだな。実の方は熟すとアミグダリンは減少するが種には存在するようだ。だからとんでもなく沢山食べると体にはよくないはず。ただ薬効成分も含まれている訳だし、杏仁豆腐は香りを移した後は、種は茶漉しで取り除いてしまうので普通は気にすることはないか。