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「ムソルグスキー:展覧会の絵(アシュケナージ)」

2010年09月19日 | 音楽・映画レビュー
「ムソルグスキー:展覧会の絵(アシュケナージ)」
 久しぶりにアシュケナージの「ムソルグスキー:展覧会の絵」を聴いてみた。
 このCDで面白いのは、アシュケナージによるピアノ版とオーケストラ版の2つが収録されている点。しかも、オーケストラ版がラヴェル編曲ではなくアシュケナージ編曲になっている。
 ムソルグスキーの「展覧会の絵」はもともとはピアノ曲で、ラヴェルの管弦楽への編曲版でより知られるようになった。ラヴェル版は華やかにつくられているが、アシュケナージ版は原典に近づけ泥臭くロシア的につくられたという。また、ラヴェルの間違いがオリジナルのピアノ版を基に修正されている。そういう点で比較してみるのも面白いかもしれない。ただ、現在、入手は難しいのが難点。


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