[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
実話の「死のクレバス アンデス氷壁の遭難」(岩波現代文庫)を 映画化した作品。ドキュメンタリーではないかと錯覚するような作りになっているので、山好きには堪えられない作品。ただ、一般の方が持つ「映画」のイメー ジとは異なるはずだ(主人公の恋人が出てきたりする訳ではない)。アンデスのシウラ・グランデ峰(6600m)からの下山時に足を骨折、パートナーがザイ ルを切断し孤立したジョーの行動が見所。帰還の可能性がほとんどないとしても、その時点で諦めてしまえば全てが終わる。彼はこの数日間で体重が2/3に なったというからその過酷さは想像を絶する。本作品は、2003年の英国アカデミー賞を受賞している。なお、映画に出てくる登山家は本人ではないが、挿入 インタビューに本人が出演している。
監督のケヴィン・マクドナルドは、ドキュメンタリー作家でもあり、このような分野が得意で「ブラック・セプテンバー/ミュンヘン・テロ事件の真実」で1999年にアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞している。他の作品では、以前紹介した「ラストキング・オブ・スコットランド」(2006年)がある。
実話の「死のクレバス アンデス氷壁の遭難」(岩波現代文庫)を 映画化した作品。ドキュメンタリーではないかと錯覚するような作りになっているので、山好きには堪えられない作品。ただ、一般の方が持つ「映画」のイメー ジとは異なるはずだ(主人公の恋人が出てきたりする訳ではない)。アンデスのシウラ・グランデ峰(6600m)からの下山時に足を骨折、パートナーがザイ ルを切断し孤立したジョーの行動が見所。帰還の可能性がほとんどないとしても、その時点で諦めてしまえば全てが終わる。彼はこの数日間で体重が2/3に なったというからその過酷さは想像を絶する。本作品は、2003年の英国アカデミー賞を受賞している。なお、映画に出てくる登山家は本人ではないが、挿入 インタビューに本人が出演している。
監督のケヴィン・マクドナルドは、ドキュメンタリー作家でもあり、このような分野が得意で「ブラック・セプテンバー/ミュンヘン・テロ事件の真実」で1999年にアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞している。他の作品では、以前紹介した「ラストキング・オブ・スコットランド」(2006年)がある。
ぽすれん・レビュー | Amazon・レビュー |
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監督:ケヴィン・マクドナルド 出演者:サイモン・イェーツ、ブレンダン・マッキー、ニコラス・アーロン、ジョー・シンプソン Story: オスカー受賞歴を持つドキュメンタリー監督、ケヴィン・マクドナルドが大ヒットノンフィクションを映画化。雪山で遭難したふたりの登山家が、自然の脅威の中から奇跡的に生還したという実話を、迫力の再現ドラマと当事者のインタビューで映し出す。(運命を分けたザイル) | |