蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

「必死の逃亡者」

2008年04月19日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 「ローマの休日」「ベン・ハー」「大いなる西部」「おしゃれ泥棒」などのウィリアム・ワイラー監督による1955年製作のモノクロ映画。地味だが、とてもしっかり作られていて、家族それぞれの気持ちの動きがよく表現されている。

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監督:ウィリアム・ワイラー
出演者:ハンフリー・ボガード、フレデリック・マーチ、アーサー・ケネディ、マーサ・スコット
Story:
J・ヘイズの実話を元にした原作をウィリアム・ワイラー監督が映画化したサスペンス。平凡な家庭に突然押し入った3人組の脱獄囚。彼らは仲間の情婦が金を届けるまで居座ることに。やがて家族と犯人の関係は緊張を高めていく。(必死の逃亡者)

「インランド・エンパイア」

2008年04月19日 | 音楽・映画レビュー
[感想:無星(TT) :最後まで見るのが辛かった]
 すごい映画つくったから見せてやるぜと思っているのかもしれないが、こんな映像を180分も見せられる側には迷惑な作品だ。こういうので芸術家ぶりたくなるのかなと。

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監督:デイヴィッド・リンチ
出演者:ローラ・ダーン、ジェレミー・アイアンズ、ハリー・ディーン・スタントン、ジャスティン・セロー
Story:
デイヴィッド・リンチ監督の5年ぶりとなる最新作。ニッキーとデヴォンはある映画の主役に抜擢される。だが、その作品は主演俳優のふたりが死亡したため、撮影が中断したいわく付きの映画だった。ニッキーは次第に現実と虚構の狭間に陥り始め…。(インランド・エンパイア)

松岡圭祐

2008年04月19日 | 書籍レビュー
 通勤電車で読んでいたところあっという間に松岡圭祐の小説をほぼ制覇してしまった。作品的には「催眠シリーズ」が落ち着いていて良い。「千里眼シリーズ」は思い切り羽目を外した感じで、作品の出来にムラがある。同じタイトルの本があちこちの出版社から出ていたりして、どういう順で読んだらいいか分かりにくいが、以下が全体構成。

 催眠シリーズ:著作中では一番落ち着いていて好き。
 ニュアージュシリーズ:「催眠」と「千里眼」の中間的シリーズ。
 マジシャンシリーズ:2作目は完全版が出てないので小学館文庫しかないが、1作目が書き直されている(角川刊)ので繋がりが悪い部分がある。
 霊柩車ドライバーとの交流から生まれた特異な1冊

 クラシックシリーズ:小学館文庫を書き直したシリーズ。続刊は粗筋も小学館文庫とは別ものになっていくとか。全てが「千里眼シリーズ」第1作の122-123ページに収まるエピソード(以後続刊)。
 千里眼シリーズ:6,7作目が主人公岬美由紀の正体を明らかにする衝撃的作品(以後続刊)。

「ストンプ・ザ・ヤード」

2008年04月19日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★---:平均レベル(人によっては)]
 ストンプというダンスに熱中する子供達の映画だが、何がどのようにいいのかが・・・?

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監督:シルヴァン・ホワイト
出演者:コロンバス・ショート、ミーガン・グッド、Ne-Yo、クリス・ブラウン
Story:
Ne-Yo、クリス・ブラウンをはじめ人気R&Bミュージシャンが多数出演した青春ダンスムービー。兄の死をきっかけに踊ることを止めてしまったDJ。心の傷が癒えないまま叔母の住むアトランタで大学に通うDJは、校内で“ストンプ”というダンスの存在を知る。(ストンプ・ザ・ヤード)

「チャーリーとパパの飛行機」

2008年04月19日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 ストーリー的には単純だ。設定が今の時代なので、よけいに何故?と感じる方もいるだろうが、この作品は現代の童話だ。細かいことは気にせず見るのがよい。

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監督:セドリック・カーン
出演者:イザベル・カレ、ロメオ・ボツァリス、ヴァンサン・ランドン、ニコラ・ブリアンソン
Story:
『ロベルト・スッコ』の鬼才、セドリック・カーン監督が贈る愛と感動のファンタジー。不慮の事故で父を亡くし、悲しみに暮れる母子。ある日、父から最後に貰ったクリスマスプレゼント“おもちゃの飛行機”が動き出し…。(チャーリーとパパの飛行機)

「スターダスト」

2008年04月19日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 ニール・ゲイマンの原作を映画化したファンタジー映画。魔女は「バットマン リターンズ」でキャット・ウーマンを演じたミシェル・ファイファー。ストーリーはよくある感じだが、ファンタジーものの中ではまあ良くできた作品か。

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監督:マシュー・ヴォーン
出演者:クレア・デインズ、チャーリー・コックス、ミシェル・ファイファー、ロバート・デ・ニーロ
Story:
クレア・デインズ、ロバート・デ・ニーロほか豪華キャストが出演するファンタジーアドベンチャー。流れ星を追って別世界に飛び込んだ青年・トリスタンが、美女に変化した流れ星・イヴェインを守る旅を通して成長する姿を描く。(スターダスト)

骨伝導ヘッドホンの試用

2008年04月18日 | グッズ
 4月13日の書き込みで最近の「骨伝導ヘッドホン」について紹介したが、私が初めて骨伝導を体験したのは、3年程前に、父親に写真の「ボニア 骨伝導ヘッドホン EZ-80P」を購入した際のこと。骨伝導の性能はなかなか良かったように記憶している。しかし、そう沢山売れている訳ではないだろう。この製品も、単三電池を電源にしていてけっこう頻繁に電池交換が必要だった。年寄りは週に何本もの電池を消費するのは「もったいない」と感じてしまうだろう(このため充電池充電器を別途用意した)。また、電池の入れ替えやボリュームの調整が構造的にやりにくいなど、毎日使う製品として改良すべき点がいくつか見られた。

 このような製品は、インターネットを中心に売られているので、高齢者は、自分で見つけることは難しく、知人に教えてもらったり子供から送られたりすることが多いと思う。しかし、購入の際に問題なのは、今も少しずつ改良されている製品であって、また、各人によって難聴の度合い・原因等が違い、使用の効果、使用感が異なることだろう。誰それが良いと言ったからといって、別の人も同様に良いとは限らない。実際に使ってみて「面倒だ」と思うことも多いのではないだろうか。
 東京のビッグカメラやヨドバシなどの大型店でも視聴コーナーがなかったり、あったとしてもうち捨てられた感じで転がっていたりしてる状態なので、実際に自分で確かめてみる場が極めて少ない。このため、試してみたい方は、以下の貸出サービス・レンタルを利用するのがいいと思う。
 健常者は、「耳が遠くなる」ことがその人にとってどれほど辛いことか、実感をもって知ることができない。また、補聴器は、周囲の雑音も拾ってしまうし、長時間耳に入れておくのは疲労するはずで、テレビや音楽を聴くには骨伝導ヘッドホンの方が良いのではないだろうか。鼓膜を通じて音を聴くことが難しくなった方でも、骨伝導で音を取り戻すことができるとすればすばらしいことだ。なお、比較の際には、アンプの付いたもので、伝導面積が広く(その方が圧迫感が少ない)、電池の入れ替えが不要なものを選ばれるといいと思う。

 蛇足になるが、私自身は健常者だが、イヤホンやヘッドホンは周りの音が聞こえなくなるし耳が悪くなるような気がするため、骨伝導を利用している。どの製品も耳の前の骨に当てる仕様になっているが、耳の後ろの骨に当てた方が聴きやすい感じがするのだが・・・

骨伝導ヘッドホン

2008年04月13日 | グッズ
 「骨伝導ヘッドホン」というものがある。音を耳の鼓膜を通さず骨を通して聴くヘッドホンだ。

 ベートーベンが骨伝導でピアノの音を聴いていたというのは有名な話だが、耳を塞がず音を聴くことができるので、軍隊、警察、バス運転などで使用されているという。通信用途だろう。一般の用途でも、ジョギングしながら音楽を聴いたり、ヘッドホン等多用による難聴化防止、加齢に伴う聴力低下の補助などの需要がある。

 しかし、高価な割に、音が悪く(特に低音)音が小さいなどの欠点があるため、それほど売れている訳でもなく、大きな電気店でも探すのは難しい。インターネット販売が中心のようだ。このような新しい分野の商品で、それも人によって使用感が異なる商品を、試用もせず購入するのはリスクが大きい。毎日の通勤電車の中で使ってみたいという人が多いと思うが、骨伝導は耳を塞がないがため、周囲の音が大きい環境ではある程度の音量がないと骨伝導の音が聴きにくい。実際、買ってみたものの期待はずれで使ってないという人も多いのではないだろうか。

 それで、どのようなものがあって、どの程度使えるものなのか試してみた。

1万円クラス
ゴールデンダンス 防水骨伝導ヘッドフォン
オーディオボーンアクア MGD-801 ホワイト

 2007年8月発売。35gという軽量と汗を気にしない防水性が特徴。音が小さく、ボリュームを上げると音漏れがするとの指摘が多数見られる。その他欠点は、右のAUDIO BONEに類似。

ゴールデンダンス
骨伝導ステレオヘッドホン
AUDIO BONE ブラック MGD-01

 2005年12月発売。音が小さくボリュームを最大にしないと聞こえないとの感想が多数見られる。音漏れが大きいため、人の多い環境での使用には不向きか。アームの長さが固定で調節が不可能。実際は、骨伝導音というよりは、骨伝導と音漏れ音の両方を聴いている感じ。電気店でも屋外使用では本機を勧めないようだ。
ゴールデンダンス

 最近いろいろ製品が出ているが、価格は、1万円前後のものと、2万5千円~3万5千円程度のものに分かれるようだ。その違いは、アンプが付いているかいないかになる。1万円クラスのものは「健常者」の使用を想定し、3万円前後のものは「高齢者」等の利用を想定している。

 アンプが付いていれば、どのような機種に接続しても大きな出力が得られ音量の調節の幅も広くなる。アンプがないと、テレビやiPod等機器側のボリュームのみの調節になり限界がある。このため、価格が安いものは、音が小さく聴きにくいと言われているようだ。静かな場所では聞こえるが、騒がしい通勤環境等では使い物にならない可能性がある。アンプ付きのものを戸外に持ち出すのも鬱陶しいし、高価すぎる。また、静かな室内でヘッドホンを必要とする場面はどれほどあるだろうか。

 他方、加齢とともにテレビや電話の音が聴きにくくなるというのは切実な問題だ。テレビの音を大きくするのは家族にとって迷惑だし、イヤホンは疲労し聴力の低下を早めるような気もする。音のないテレビを観るのは悲しい。テレビや音楽に集中して楽しむには、補聴器ではなく骨伝導の方が適しているのではないだろうか。高齢者にアンプ付き骨伝導ヘッドホンの需要はけっこうあると思う。
 しかし、高齢者が使うには「簡単」であることが必須だ。いくら性能がよくても、電池を頻繁に入れ替える必要があったり、ダイヤルが操作しにくかったり、逆に不必要に動いてしまうような構造のものは使い物にならないだろう。

 次の3種は、現在販売されているアンプ付き骨伝導ヘッドホンでよく見かけるものである。

3万円クラス
「Filltune
(フィルチューン)」
BCHS-FT002


 フレェイの研究をTEACが製品化・製造。2008年3月発売モデル。
 音が悪い。高音がシャリシャリした感じで、低音は弱い。乾電池でなく充電式になっているのは使いやすい。ただ、他の製品と比べるとやや重く、ヘッドバンドの形状が悪いためずれやすく、長くかけているとこめかみが圧迫され痛くなり疲労する。その他、左右のバランスの調整を附属の工具で行わなければならないなど、製品として未完成の部分が多いように感じる。高齢者の利用には不適。
「骨伝導聴音器
 きき耳くん」


 中度の伝音性難聴、加齢による耳の遠い方を対象としている。アームはずれにくい耳かけ型。テレビ等だけでなく、附属のマイクからも集音できる。左右音量、可聴周波数切り替えなど、高齢者の使用に配慮した製品になっている。販売の経路が限られていて試用の機会がないのが残念。なお、電源が単4電池なので、入れ替えが面倒で躊躇するかもしれない。
「hi-Bone Conduction
HIB-707W」


 年寄りや難聴者の「聞こえ」の支援、健常者の難聴防止を対象にした製品。乾電池でなく充電式になっているのは使いやすい。アームはずれにくい耳かけ型。導伝部を回転させて当てる位置を調整できる。テレビ等だけでなく、附属のマイクからも集音、携帯電話との接続もできる。販売の経路が限られていて試用の機会がないのが残念。

「ゲド戦記」

2008年04月13日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★---:平均レベル(人によっては)]
 期待して観ただけに失望が大きい。キャラクタに魅力がなく、進行も山谷がなくて、細い線を継ぎ接ぎにした感じがする。全体としても何かが欠落した感じがして、上下2作物の下だけをいきなり見せられたような物足りなさがある。ゲド戦記というタイトルから壮大な物語を期待したが、観終わって、たったこれだけ?という印象だ。

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監督:宮崎吾朗
出演者:岡田准一、手嶌葵、菅原文太、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、内藤剛志、倍賞美津子、夏川結衣、小林薫
Story:
アーシュラ・K.ル=グウィンの名作ファンタジーをスタジオジブリが映画化した宮崎吾朗の初監督作品。国を捨てた王子・アレンと、世界中で起こる異変の源を突き止める旅に出た大賢人・ゲドの出会いと交流を描く。新人・手嶌葵がヒロイン役と歌を担当。(ゲド戦記)

バター!?

2008年04月10日 | Weblog

 スーパーで「バター」の棚がスッカラカンになっている。

 バターが品薄だという。原料生乳が不足しているのと、輸入品が値上がりしているためらしい。生乳が「牛乳余り」で減産され高く売れる飲用やチーズに優先的に回っており、輸入バターは消費拡大と飼料価格の値上がり等で国際価格が上昇している・・・という。