第20回 五大市政策研究会 IN 京都

2012年08月17日 | Weblog
◎5政令都市に公明党議員による“政策研究会”が昨日、京都市で開催されました。



今回の開催が20回目となる伝統の5大市政策研究会。今回は竹内譲、遠山清彦衆議院議員にも出席していただき、「各都市の防災・減災ニューディールの取組み」と「地方分権と道州制に関する政令市の方向性」をテーマに意見交換が行われました。

五大市とは、旧五大市で、1943年(昭和18年)から1956年(昭和31年)までの日本において、横浜市・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市の5市を指す場合に用いられた総称で、古くは、昭和22年(1947)新憲法と同時に施行された「地方自治法」に「特別市」に関する条項が盛り込まれ、自治法上「市議会」と呼ぶことになった後も、「市会」という呼称も使用してる五政令都市です。

昨年の名古屋開催に続き、今回は当番市の京都での開催となり、研鑽の場に参加しました。


各都市の防災・減災ニューディールの取組みについての発表、質疑応答を行い、政策に対する質疑応答を竹内・遠山両衆議院議員に交えて行い、

後半では、「地方分権と道州制に関する政令市の方向性」とのテーマで、道州制推進PJの遠山衆議院議員の講演も行われました。

大阪都構想への推進の渦中にある大阪市会の議員の方々の話も、懇談の場も踏まえ聞くことができ貴重な時間を持つことができました。



防災・減災への横浜市会の主な取り組みとしては、上田いさむ県代表とともに、「ヨコハマ・リフレッシュ計画」の推進を行ってきた報告をしました。

老朽化が進む横浜市内の橋やトンネル、上下水道などのインフラを総点検し、必要な補修や更新を集中的に行う「ヨコハマ・リフレッシュ計画」を推進。災害に強い街づくりと地域経済の活性化、雇用の拡大に取り組む。6月14日、市内西区の架設85年を経過する新田間(あらたま)橋を調査。

道路空洞化調査としては、震度5を超えると空洞が多く発生することから、道路の空洞調査が必要と判断。6月20日、路面下空洞調査で実績のあるジオ・サーチ株式会社(東京都大田区)を訪問し、空洞探査技術を視察。また、震災後の空洞化調査の早期実施へ向けて、事前調査を実施したこと。

港湾施設の老朽化調査については、物流拠点である港湾施設でも震災の影響による液状化や空洞化が発生。また老朽化も進んでいることから対策が喫緊の課題とらえています。8月9日、市内のふ頭岸壁・物揚場・海釣り施設を視察。

今後の主な取り組みとしては、緊急輸送路の安全確保のための総点検、港湾岸壁・物揚場・護岸の予防保全の取組み、 安心・安全な街づくりへ、社会資本(インフラ)の総点検と整備の早期実現のため、国への財源措置の緊急要望を行う事などを提言も含めて発表。


各都市が抱える防災・減災への課題、長寿命化を迫られながら維持管理する財源問題、維持管理から震災から“命を守る”危機管理意識への転換等、研鑽の成果を9月議会も含め、ブラッシュアップして形にしていきたいと思います。