◎市内基地施設のうち、池子住宅地区及び海軍補助施設と根岸住宅地区の視察を行いました。
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池子住宅地区及び海軍補助施設(横浜市域)は、昭和20年9月1日接収され、施設は、逗子市及び横浜市に渡り、横浜市市域は金沢区六浦町に位置します。
土地面積は全体で2,884,341m2ですが、そのうち横浜市域は367,590m2で12.7%の部分となります。
現在、在日米海軍横須賀基地司令部の管理として、逗子市域では米軍人、軍属及びその家族が居住しており、管理事務所、スポーツ施設(テニスコート等)、中央公共施設がある。
また、ここには在日米海軍横須賀施設本部池子支所、在日米海軍司令部統合消防隊第2消防署、在日米海軍横須賀基地憲兵司令部池子支所があります。
住宅地区には、高層住宅8棟528戸、低層住宅60棟326戸、合わせて854戸の住宅が立地しており、各戸にはベッドルームが3部屋または4部屋あり、実際の低層住宅の4部屋タイプの内覧もさせていただきました。
今後横浜市域については、3階建ての住宅が建設をされる計画です。住宅建設戸数については、当面の措置として、根岸住宅地区の移設分として約400戸程度の家族住宅等を建設することで日米間の認識が一致しています。
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根岸住宅地区では、米軍人、軍属及びその家族が居住しており、管理事務所、教会、宿舎、中央公共施設(図書館、銀行、郵便局等)、診療所等が所在し、在日米海軍横須賀施設本部横浜支所、在日米海軍司令部統合消防隊第5消防署、在日米海軍横須賀基地憲兵司令部横浜支所が置かれています。
なお、米軍施設・区域に囲まれた、中程の土地に横浜市民の方々が居住しており、日常生活上の様々な制約を受けている現状の説明も受けました。
この地区については、平成16年に日米合同委員会において、返還の方針が合意。また、昨年3月根岸住宅地区の民間土地所有者等の組織「米軍根岸住宅地区返還とまちづくりの会」が設立されています。
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基地対策特別委員会では、米軍施設は、首都圏に残された貴重な空間資源であることから、早期全面返還の取り組みを促進し、返還跡地の有効利用を図っていくことの検討を引き続き行っていくことになります。