ケンのブログ

日々の雑感や日記

あれこれと思うこと

2018年03月12日 | 日記
先週の土曜日コンサートの帰りに大阪北のターミナルの本屋に行った。
ちょっと大学受験用の問題集に興味があったので見ていた。
なかなかこれと言ったものがなかった。
僕は大学受験用の教材を見ていてこれといったものがない場合は
予備校系の出版社のものを見ることにしている。
そうするとさすがは受験のプロが作った教材というものに出会える
可能性が経験則として高いと感じているからだ。
ところが、久しぶりに本屋の受験コーナーに行ったせいか
なかなか予備校系問題集が見つからない。
もうこれは自分で探すより本屋の店員の方に尋ねた方が早いと思った。
それて問い合わせカウンターに行った。
男性の若いスタッフがカウンターにはいらした。
学生のアルバイトのかたとおもわれるような感じだ。
僕はそのかたに「代ゼミ、河合塾、駿台、Z会など予備校系の教材を
探しています。特定の本を探しているわけではありません。
予備校系の教材がおいてあるコーナーはありますでしょうか」と言った。
店員の方は「学年は何年生でしょうか」とおっしゃった。
僕はここ何十年来予備校系の教材が分野別に編集されているのは
いくらでも見ているけれど学年別の予備校系の教材というのを
ほとんど見たことがない。
学年と言われてもどうしようと思いつつ
「学年と言うのは特にありません。強いて言えば受験用と言うことです」と言った。
店員の方は「受験と言いますと中学受験、高校受験、大学受験の
どれでしょうか」とおっしゃった。
代ゼミ、河合塾、駿台、Z会と四つも具体例をあげて
説明しているのに話が通じてないのだろうかと思いつつ
僕は「大学受験です」と言った。
店員の方は「少々お待ちください」とおっしゃってパソコンの端末を
操作して本のありそうな場所の記号をBー2とかいう感じで
メモしておられた。
そして、「ご案内いたします」と言って、僕を売り場の方に
案内してくださった。
所定の位置までくると店員の方は
「今、調べましたら見ていただいた通り受験用の教材は
教科別にこちらに並んでいます」とおっしゃった。
教科別の棚をさんざん探しても予備校系の教材が見つからないので
店員の方に尋ねたわけだけれど結局教科別の棚のところに
案内していただくことになった。
僕は「そうですか予備校系の教材のコーナーはないんですね」と言った。
「はい、教科別になります」と店員の方はおっしゃった。
そうか、ここ二年ほど本屋の受験コーナーに足を運んでいない間に
ターミナルの本屋でも予備校系の教材のコーナーはなくなってしまったんだな
時代は変わるものだなと思ってしばらく僕は茫然としてしまった。
しばらく茫然としながら教科別の棚をもう一度見たあと
180度後ろを振り返ったらそこには、駿台、河合塾、Z 会の
教材が会社別に並んでいた。 
なんだかほっとした。
何冊か手に取ってみて、やはり予備校系の教材は
長年にわたる予備校のノウハウが集約されているな。
ちょっと学習参考書系の出版社のものとはひと味違うなと思った。
結局、本屋のスタッフの方の案内は僕にとってとんちんかん以外の
何物でもなかった。
一昔前だったらターミナルの比較的規模の大きい書店の
問い合わせカウンターにこのようなスタッフは配置されないような気がする。
今は、書店のなかに本を検索するパソコンもおいてあるし
時代は人工知能に向かおうとしている。
それに折からの人手不足。結局こういうことにならざるを得ないのかなと思う。
しかし、これからの時代、ネットの検索機能など人工知能を
(検索機能も検索をする能力があると言う点では知能だと思う)受難の時代になるような
気がする。
たまに大学からいろんなあんないが届いても
申し込みはホームページのフォームからのような感じで
大学の卒業生ならネットは使いこなせてあたりまえというような
雰囲気が漂っている。
僕は最近ネットでの申し込み問い合わせなどのたぐいが
苦手なのでそういうのちょっと考え直してほしいなと思ってしまう。