ケンのブログ

日々の雑感や日記

お花見に行った

2018年03月30日 | 日記
ずっとここ二三日桜が満開に近い状態でどうしようか迷っていたのだけれど
やはりちょっとお花見に行きたくなって、自宅の近くのR宮へお花見に行った。
このお宮の境内には平成の式年遷宮の時の記念植樹の木が三本あるのだけれど
三本とも種類は違うけれど桜の花が咲いていた。
他の季節だとなかなかわからないことだけれど
この機会に平成の遷宮の記念植樹は桜とわかってよかった。
境内には何種類かの桜があり祇園しだれ桜も咲いていた。
その他僕は桜の種類に疎くてどの桜か書けないのが残念だけれど
駅前とか川縁にごく普通に植樹してある感じの桜も咲いていた。
どの桜もほぼ満開でタイミングはちょうどよかった。
昨年の春にここのお宮では桜の花が咲くタイミングと
もみじの新緑の葉が出るタイミングがほぼ同時と気づいたのだけれど
今年も見ると新緑のもみじの葉が出始めた頃で去年と同様
桜の花が咲くのともみじの葉が出るタイミングが同じと気づくことができてよかった。
昔はお宮にいくと建物の方に興味が行っていたけれど最近は
そこに育っている植物にむしろ興味がいくようになった。
境内の植物なのできっと野生植物というわけではなく
お宮のかたが世話をしておられるのだろうけれど本当に
ひとつのお宮を維持していくのは大変なことなんだなと思う。
このお宮は毎年四月におそらくお宮で一番大切なお祭りがある。
昨年はなかったけれど今年はイルミネーションをするようで
若いかたが何人かいらして四月七日のお宮のお祭りに備えて
イルミネーションの飾りつけをしておられた。
その中のひとりの女の子が僕にこれ、ライブやりますので見に来てください
と神社のお祭りの日に催されるライブのチラシをくださった。
ライブをなさるのですかと僕が問うとそのかたはライブではなく
イルミネーションの担当とのこと。
いずれにしてもそういうお宮関係の仕事ができるのはきっといいことのような気がする。
女の子に桜の花が咲くタイミングともみじの葉が出るタイミングが
同じことを実物を前に話そうかと思ったけれど、その子は
僕にチラシを手渡すとまた仲間との仕事の打ち合わせに
夢中の様子だったので話すのをやめた。
宮司さんの家の玄関の扉ががらがらっと空いて
宮司さん家族のお嫁さんとおぼしき方が出ていらした。
急いでいるご様子だったけれどお花がいい感じですねと
声をかけるとそうですねとおっしゃって駅の方へ急いでいかれた。
特に年齢を聞いたことはないのだけれど見た感じ
ここのお宮は宮司さんの息子さんがちょうど僕と同じくらいの年齢で
宮司さんが僕の父とほぼ同じ年齢という感じになっている。
平日は宮司さんの息子さんは郵便局の局長さんとして
そちらの方にでていらっしゃるのでお宮の方には宮司さん
奥さんお嫁さんがおられる感じになっている。
ちょっとお参りを済ませたあと社務所で根付けを買ったついでに
宮司さんと話をした。会話は成立するのだけれど
宮司さんの耳が遠いことはかなり明確にわかる。
小さい声で言ったことはどうも聞こえていないようなので
大切なことは大きな声で言うようにした。
お参りとお花見をすませてから、お宮の向かいのラウンジに寄った。
ママがお宮のライブとお祭りのチラシを出してくださった。
さっきお宮で同じものをいただきましたとも言いにくかったので
ありがとうございますと受け取った。
トイレに入るとメープルシロップのビンにかえでのようなものが
生けてあったのでそのことを話すと
ママの妹のような感じのかたがあれはかえでではなく
アイビーという観葉植物ですとおっしゃった。
そうですか、かえでににているので間違えましたというと
そうですねとおっしゃった。
コーヒーも召し上がりますかとおっしゃったので
いいえ、食事だけにしますと言った。
ラウンジをあとにしてここまで来たんだから
M神宮の桜も見ていこうと思ってM神宮へも行った。
こちらの方は地味な感じで僕が確認した限りでは
しだれ桜のような桜が境内に一本咲いていただけだった。
その花を至近距離から写生している女性がおられた。
お堂には職人のかたが入ってふすまの入れ換え作業をやっておられた。
やはりここでもお宮の維持は大変なんだなと思う。
三月十一日にここのお宮に来たときに咲いていた
山吹は見るともうしおれていた。
なんか花はかれるというよりもしおれるという表現の方が似合う気がする。
菊の植えてあるところを見ると今年の秋にも咲くように
枝が丁寧にカットしてありカットしていないところからは
きれいは葉が出ている。
秋になったらきっときれいな花が咲くのだろうと思う。
ちょっと二週間ぐらい前に調べてみたら天皇家のご紋が
菊であるのはここにお祭りされている天皇が菊を
とても愛したためというようなことがあるウェブサイトにかかれていた。
もし、それが本当だとすればやはりここのお宮では
菊の手入れは入念になさるのかなと想像した。
ここのお宮も個体差はあるものの桜の花が咲く時期と
もみじの新緑が出始めるのがほぼ同じタイミングになっていた。
ただ、このお宮は桜やもみじよりも榊や椿など常緑の植物が多く
ちょっとその分、厳かな感じだなと思う。
やはり、神道という点では共通でもお宮ごとの特色はあるんだなと思う。
本殿の奥にお祈りの仕方として
払えたまえ 清めたまえ
守りたまえ 幸えたまえ と書いてあった。
いつか富士山麓のお宮でたずねるとこの文句が
祝詞のエッセンスというような説明を受けたけれど
そのとおりだなと思う。