ケンのブログ

日々の雑感や日記

三月二十二日

2018年03月22日 | 日記
曇りもようのお天気。でもあたたかい。
自宅近辺のさくらはちらほら咲き始めている。
花が咲くのをみるとやはり気分が華やぐ。
やっぱり花はいいなあと思う。
昨日新聞の人生相談のコラムを読んでいたら
30代の教員女性の方の相談として
二人目を出産したあと産後のしんどさでつい
主人にたいして淡々と接していたらなんと主人が
高校時代に好きだった人とSNSを通じて再開し
浮気をしていた。主人は職場の飲み会といいつつ
実はその女性と飲みにいっていた。
財布をみるとなんとなかに避妊具まで入っていた。
問い詰めると夫は肉体関係は否定したが
精神的に夫が浮気したことは間違いがなく
とても落ち込む。もう浮気はしないと誓約書を夫に書かせたが
気がつくとまた別のSNSでその女性とつながり浮気を続けている。
子供のことを思うと離婚もできないしこの先どういう気持ちで
生きていこうかと思うと本当につらい。

という主旨の相談内容だった。

回答には夫との関係をもう一度見つめ直して
あなたの夫に対する気持ちももう一度見つめなおして、、、
のようなことが書かれていたが
実は僕は人生相談のコラムは相談内容の方は詳しく読んで
回答は適当に流し読みしてしまう。

ただ、通例として、僕の場合男の回答者の回答よりも
女性の回答者の回答の方を詳しく読む場合がおおい。

女性の直感的理解は男性の算術的理解をはるかに越える
という主旨のことが新渡戸稲造の武士道に書かれているけれど
概して男の回答者は理詰めで、女性の回答者の方が
芯のある答えをしておられることがおおいように僕は思う。
あくまで個人の感想だけれど。

しかし、出産の直後に旦那さんの浮気とはつらい話だと思う。
浮気といっても程度によるけれど。
僕の場合喫茶店にいってお話しするくらいなら全然okという感じだ。
しかしこの相談の場合、浮気が発覚したときに財布に避妊具が入っていたと
書いてあるのでいくら夫が肉体関係を否定しても
それは妻としては心配で奥が深いと思う。

こういうのを読むと浮気ってさがなんだなと思う。
ある意味夫の財布を黙ってみる方も見る方というのが僕の
感じかたで結局こういうのって蓼食う虫もすきずきという側面も
否定でいないのだとおもう。

SNSにかんしては僕はわからないけれど夫のメールを妻が
見たとしたらそれも僕にはちょっと考えられないこと。
SNSでも夫は女性との逢瀬にSNSの誰からも見える連絡手段は
使わないだろうから夫の浮気をSNSで見つけたということは
妻は夫のSNSの私信を見たのかも知れない。

世の中知らなければしらないですむ。
知らぬが仏ということもある。

戦前、あるいは封建社会の男尊女卑の価値観のなかでは
それで通っていた側面もあるいはあるかもしれない。

というと僕が夫のことを擁護しているように見えるけれど
やっぱりこの程度の浮気はちょっと度をこしているように思う。
やはりこういう人生相談を読むと浮気は性だなと思う。

郡上節の歌詞の一節に

それでも浮気のやまないときは長十郎の芝居じゃないが
行灯の影からちゅっちゅらちゅっと化けてでる。

とうのがある。
僕はこの歌詞はユーモアをたたえつつとても真実味のあるものだと思う。
浮気を止めるには幽霊になって化けてでるほどこらしめてやらないと
なかなか効き目がないとうことは本当に真実味があると思う。
相談ないようにあるように夫に浮気はしないと誓約書を
書かせても効果は限りなくゼロに近い。
夫婦間の誓約書なんてなんの法的効果もないはずだもの。

本当に、浮気の現場を押さえて思いっきり防犯ベルをならしてやるとか
非常ベルをならすくらいの勢いでなくてはならないようなきがする。

もちろん子供のために離婚せずいろいろとその場その場で
妥協点をみつけてやっていくのもありだと思う。
子供が独立すると同時に自分も新しい男をみつけて離婚するとか、、、。

でもこういう人生相談に接するにつけても思い出すのは
八王源先生の言葉。

私も子供があるから止むを得ずこの歳まで妻と腐れ縁でやってきました。
本当に腐れ縁とはこのこと。
みなさんどうぞ私の真似をしないように夫婦仲良くやってください。
夫婦というのは他人同士がよりあったんだからひとつ間違うと
大変なことになるんです。
しかし、子供をしっかり育てたなら最後の勝利は女にあるんです。

と八王源先生は常々おっしゃっておられた。

本当に子供をしっかりと育てたなら最後の勝利は女にある
という言葉にはしみじみと共感してしまう。