ケンのブログ

日々の雑感や日記

中秋の名月 ハーベストムーン

2018年09月14日 | 日記
今日は曇り空が相変わらず広がっている。
新聞の天気図を見ると秋雨前線が本州の南に停滞している。
なので秋雨が続くのだろうか。
天気図の事はよくわからないけれどまあそういうことなのだろうと思う。
朝のラジオで洋楽のハーベストムーンという歌が流れていた。
女性のDJがハーベストムーンは中秋の名月の事と言っていた。
今年の中秋の名月は9月24日であるとのこと。
もうそんな季節になるのかと思う。
まだ残暑というか蒸し暑さは残っているけれど
夜になると寒いと思うこともあるし
これから秋、冬へと向かっていくという実感は確かにわいてくる。
ハーベストムーンのハーベストは収穫という意味だけれど
やはり洋の東西を問わず秋は収穫の季節という
感覚なのだと思う。
ただ、季節のイメージとして日本の場合
秋は行く夏をおしむ気持ち
無常感というものが手伝って
今はもう秋誰もいない海
のようにちょっと寂しい気持ちがあることが否めない。
子供のころ秋というものをそんな風にとらえてきて
ビバルディの四季の秋の第一楽章を聴いたら
とても明るい音楽で、ちょっと僕が思っている
秋のイメージとは違うなとその時感じた。
ビバルディの秋 第一楽章の楽曲解説には
これは秋の収穫を終えた小作農が
収穫を祝うダンスというようなことが書かれている。
道理で音楽が明るいはずだと思う。
ビバルディは英語圏の人ではないと思うけれど
ヨーロッパというように一くくりにしてしまうと
中秋の名月を英語でハーベストムーンと呼ぶことと
ビバルディの秋が収穫のダンスで明るい音楽で
あることときっと関係があるような気がする。
日本の場合、新嘗祭は11月23日でこれが
収穫への感謝ということになっている。
まあ、収穫を祝う気持ちに変わりはないのだろうけれど
世界の場所によってそれを祝うタイミングは異なるように思う。

午前中に電車に乗っていたら
「あの方は僕の大学の先輩で
現役時代からずいぶんお世話になったんですよ」という声が聞こえてくる。
見ると還暦すぎのおじさんが3人話をしている。
その言葉をきっかけに3人ともそれなりににこやかに
それなりに大きめの声で会話を盛り上げているので
ああ、これ、きっと旧帝国大学を卒業した方の
グループだなとピンと来る。
会話の中にでてくるキャンパスの所在地を表す
固有名詞でどの大学か特定てきてしまう。
僕はおかげさまで、それなりに有名な部類の大学を
出してもらったけれど、社会に出てから
大学の先輩、後輩というつながりで生きた経験が
基本的にはないのでこういう会話を聞くと
なんだかちょっと複雑な気持ちになってしまう、、、。
やっぱり秋だなあと思う。