ケンのブログ

日々の雑感や日記

むしかくれて戸をふさぐ

2018年09月29日 | 日記
朝、ラジオを聴いていたら女性のDJが今日は二十四節気の
秋分、七十二候では むしかくれて戸をふさぐ に当たる日
と言っていた。
虫が土に掘った穴の戸をふさぐ、
だんだん秋が深まっていくこの季節にふさわしい
名前ですねとDJは言っていた。
そう言われればそうだなと思う。
二十四節気は知っていたけれど
それをさらに3分割する七十二候の名前が
そんなに風流なものとは知らなかった。
いろいろと勉強になるものだなと思う。
台風が迫ってきているようで町を歩くと
もうすでに風が少し強くなってきている。
先日の台風が関西ではちょっと僕が経験したことないほど
風が強いもので関西空港をはじめ
あちこちにかなり被害が出たので
今回の台風の被害が少しでも少ないことを願っている。
隣の町の駅近くのスーパーマーケットでおばちゃんが二人
立ち話をしていた。
おばちゃんの一人が言った
「私は行く場所があるからええけどな。娘のとこ、、、」
通りすがりに聞いた話なので聞き取れた部分はそこだけだけれど
想像で言葉を補うことはそんなに困難ではない。
私はいざとなったら娘のところに行くことができるけれど
旦那はそういうわけに行かんからな。と。
たぶんそういういことなのではないかと思う。
八王源先生がよく
「子供さんをしっかり育てたならば最後の勝利は
女性にあるんです」とおっしゃっていたことをしみじみと思い出す。
ところが最近の新聞を読むと
近くに住む母親が頻繁に尋ねてきていろいろ口出ししてくるとか
母親に監視されているようで気詰まりだという娘さんからの
投書が結構あるので、まあそういう世の中なのかなと思ってしまう。
自分がすでに自分のものではない、どうして子供が自分のものであろう
とお釈迦様は言ったけれど、そこまで割りきるれる人はそんなに
いないようにも思える。
要するに、無、我が物という思いを捨てること、また、
すべては苦しみと割りきることで
人は苦しみから離れることができるという
仏教の根底にある考え方なのだけれど
そう思えるようになるのがなかなか簡単ではないとしみじみと思う。