ケンのブログ

日々の雑感や日記

もうニュースも半分デマになっているか

2020年08月06日 | 日記
大阪の最もディープな地域の一つにあるドラッグストアーでなぜかイソジンを買う人がいっぱいいた。

イソジンはもう売り切れですと店員の人が言っていた。

それでもあきらめられないらしく
「ヨードがええと聞いたんやけど、ヨードのうがい薬はないですか」とあるおじさんが店員の人に尋ねた。

「ヨード系のうがい薬はもうまったくありません。ただ、こちらにありますのはアズレンという成分のうがい薬でヨードと同じことなのでいいですよ」と店員の方が答えていた。

アズレンというのはアズレンスルホン酸ナトリウムを略した言い方と思う。

いつもパッケージに書いてある説明文を読んでから薬を買う習慣のある人なら誰でもわかることと思うけれど、ヨードとアズレンは違う。

ヨードは殺菌効果を期待してうがいをする場合に使うのが一般的と思う。

アズレンは炎症を抑える効果を期待してうがいをする場合に使うのが一般的と思う。

急にヨードのうがい薬を大勢買いに来るのもなんだか変だなと思ったけれど、アズレンとヨードと同じなのでこちらもいいですと店員の方が勧めるのもまたすごいことだなと思った。

さずがは大阪でもディープな地域だなと感心してしまった。

店員の方もお客を騙そうとしてそう言っていると言うよりも、もう人がうがい薬のコーナーに殺到して収集がつかないから何でもいいから人を整理するために苦し紛れにヨードもアズレンも同じと言っているようにも思える。

ヨードもアズレンもうがい薬や喉スプレーに使用されるという点は確かに同じだし、なので、同じと言って嘘とも決めつけられないし、、、。

思えば僕が小学校4年くらいの頃、たぶん1972年ころだと思うけれどオイルショックでいろんなお店からトイレットペーパーなど紙製品が消えたことがあった。

もういまのあのヨードのうがい薬に群がる人、そしてもう苦し紛れにヨード以外のうがい薬でも売ってしまおうという店員さん、社会がパニックになる一歩手前の様相を呈していると思う。

どうかせめてこの程度で収まってほしいと思う。

家に帰ってきてネットでニュースを調べてみると大阪の知事だか市長だかがヨードがコロナに効くと間違えられても仕方がないような発言をしたとかしなかったとか。

しかし、そんな大阪でもディープな地域の飲食店も再び店内はかなり空いている感じになり、中には閉店しているお店もある。

一時的な閉店ならいいのだけれど、本当にどうなってしまうのだろう。僕にとってはお気に入りのお店もあるのに、、、、。

何日か前にも京都でハッカ油を買おうと思ったら3件のドラッグストアで聞いてもない。

4件目にかなりたくさんカウンターの上にあったけれど、信じられないくらい値段が安い。

安すぎて逆に心配になるような値段だ。

カウンターで人がごった返しているのでパッケージの説明を読むこともできない。

とりあえず買って、あとで落ち着いてパッケージの説明を読んだ。

一般にドラッグストアで売っているハッカ油は食品添加物と表示してあり、実際に飲み物に一滴くらい入れて飲むのも使い方の一つとして紹介してある。

ところが僕がそこで買ったハッカ油は口には入れないこと、室内の換気をよくして使用すること、などふだん買っているハッカ油のパッケージの説明には書いてないことが書いてある。

いやあ、これはバッタもんをつかまされたかもと正直思った。

まあ、そこも京都ではちょっとディープな場所の商店街だったけれど、、、。

あと怪しいのが普通、品名 ハッカ油と書いてあるのに。
成分 ハッカ油 と書いてある。

いやあこれはバッタもんかもと思った。

それで地元のスーパーで店員の方にハッカ油はと聞いてみると、ハッカ油はここですと教えてくれた。

これもいつも僕が買っているハッカ油とはパッケージが違う。

「パッケージがいつもと違いますやん」と僕が言うと。「ああ、いつものパッケージのやつは今入ってこないので今はこれです」と店員の方はおっしゃった。
「ちょっとパッケージを読んでから買うかどうか決めてもいいですか」と僕が言ったら
「はい」と店員の方はおっしゃった。

それでパッケージを読むと、北見のハッカ油となっている。食品添加物とも書いてある。20cc入というのも普段僕が買うのと同じ量だ。
「これは大丈夫ですね」と言って僕はそのハッカ油を買った。

店員の方は会計のときに
「今、ハッカ油、生産がおっついてないらしいですよ。こういうご時世ですからね」と細い目をしてちょっと小声で僕におっしゃった。

ああ、僕が知らないだけで、ハッカ油がコロナにいいというニュースもどこかで流れたんだなと思った。

その大丈夫と思って買ったハッカ油。普段、僕が買うエッセンシャルオイルのようにボトルの穴から滴下するものではなく、ただビンに入っているだけだった。

そのことは確認しないで買ったのでこれは僕の責任、店員の方に文句は言えないと思い、次の日に100円ショップで小さいスポイトを買って事なきを得た。

しかし、こういうときに100円ショップはたよりになるなと思う。

ところで京都で買った安いハッカ油、ちょっと怪しいかもとは思うけれど、ディッシュに垂らして香りをかぐと、普段使っているハッカ油と香りの区別はほとんどつかない。

ちょっと食品添加物にするには難があるというだけで、ニセモノではないはずだ。それはドラッグストアで売っているものなので、、、。

それはドラッグストアの名誉のために書いておかないと。

ドラッグストアって営業するのにしかるべき許可のいる業種だから。