コロナの第三波ということが言われているけれど、京都の繁華街はすれ違うのもままならないほど多くの人が歩いている。
もう、感染者が何人とか言われても、ある程度みんなそういうのになれてきて、驚かなくなっているというのもあるのだろう。
何人感染したという数字はよく出るけれど。何人死亡したという数字はそんなに出ないし。
特に若い人は気にしてなさそうに見える人が多い。
電車で「車内での会話はなるべくお控えください」というアナウンスが流れると、車内での会話に苦情を言っていく人がいるんだろうな、とむしろそちらの方に気持ちが行ってしまう。
感染者が多いのは、検査の数も増えて、感染者数の掘り起こしが進んでいるからということも新聞に書いてあるし、4月ころに比べると感染者数に占める重症者の割合も5%程度から1%くらいに下がっているという新聞の記事も何日か前に読んだ記憶がある。
新聞の経済欄を読んでいると、ボーナスはカット、希望退職の募集、地方銀行の経営統合を政府が後押し、閉店に追い込まれるお店が続出、もうコロナのニュースよりもそういうニュースのほうがむしろ怖いという状況になってきているように思う。
仕切りの板のいっぱいある、牛丼チェーンのカウンター。仕切り越しに隣のおじさんの前にある生姜のポットに手を伸ばしたら、ポットの前においてある爪楊枝の入れ物が倒れたり、、、。
おじさんも僕も、この仕切りさえなければこんな気を使うこともないのに、という感じになっている。
仕切りに手がつかえて、爪楊枝の入れ物が倒れれば、その方が不潔なようにも思えるし。
もし仕切りに、ウィルスがついていたら、仕切りがあるがゆえに接触感染になってしまったということになりかねない。
ビニールの垂れ幕が垂れ下がった、いろんなお店のレジ。
店員の方の声は聞き取りにくい、ビニールの垂れ幕が邪魔で小銭が扱いにくい。
もしビニールにウイルスがついていてそれに触ったら接触感染の可能性は高くなってしまう。
ビニールの垂れ幕で換気が悪くなるようにも思えるし。
いちいちコインをトレーの上に乗せるから、勘定に時間がかかり、レジに列ができてしまう。
その列もソーシャルディスタンスと言っているから、通常の場合の2倍、3倍の長さになってしまう。
並ぶ間隔が中途半端だから、列に並んでいる人なのか、列の間で商品を見ている人なのか判然としないことも多い。
冬なのに窓をあけて走る電車。
外を歩いているときよりも電車に乗ったときのほうが寒い冬って今までに経験したことがない。
しかし、これだけ街に人があふれていても、なぜか人が入っていない飲食店も多い。
このカオスのような状態。
いつまで続くのか。
しかし諸行無常。同じコロナの人数が増えていると言っても人の振る舞いは5月くらいの頃と今では違う。
なるようになっていくのだと思うけれど、すこしでも良い方向に行ってほしいものだと願う。