昨日の新聞に、2005年4月25日の福知山線脱線事故の車両を保存するという話が出ていた。
その話に関連してもうJR西日本では、事故後に入社した社員が全社員の過半数を占めると出ていた。
事故が2005年で今年が2020年だから事故から15年。JRのような巨大企業でも15年経てば社員の過半数が入れ替わるのかと思うと本当に人材の流動が激しい時代になったものだなと思う。
ネットのニュースをちょっと見たら、共同通信のニュースとして
「同意なき性交 犯罪に」という見出しで
何かの委員会のような組織が同意のない性交を犯罪とする提言をしたとか、いうような記事が出ている。
そんな同意なき性交は犯罪って言っても。
同意ある性交って何?
「ではこれから性交しましょうか。同意しますか?」
「はい。同意します。」
「では、いたしましょう」
って、そんなシーン、ドラマでも映画でも小説でもお目にかかったことない。
いったい、この提言をした人ってどういうつもりなのだろう。
それは、実際の立法ということになれば、同意なき性交とはという定義はなされるだろうし、また裁判でも当然、同意なき性交とはという議論がなされて、それがある程度、判例ということで定着する時期はくるだろうけれど、大概のニュースって、そこまで詳しく書いてあることはあまりないし、もし書いてあったとしてもそこまで詳しく読むことはそれほどないだろう。
同意なき性交は犯罪、という見出しだけが独り歩きすると、結局、奥手な人は一体、どうすれば同意のある性交ってできるのだろうと考えて、なかなか性交ができなくなってしまって結婚する人が少なくなったり、逆に変なうっぷんがたまってかえって性犯罪が増えるのではないかと心配になってくる。
本当に、ややこしい世の中になったものだなあと思う。
昭和の高度成長期に伊東ゆかりという人が、(とてもきれいでかつ歌のうまい人だった)が「知らなかったの」という歌を歌っていた。
かなりヒットした歌だ。
その歌はこんな歌詞になっている
“”
知らなかったの愛したら、男の人って強いのね。
いきなり口づけされた夜
私は蜜になりました
あなたがくれた幸せで
こんなにほほがバラ色よ
だからきれいに
もっときれいになりたいの “”
伊東ゆかりさんはこの歌を大真面目で歌っていたし、サビの部分はかなり高音で伸びのある歌声がないと歌えない歌だから、この歌を歌う伊東ゆかりさんのことを、ふざけた目で見る人はいなかったと思う。
むしろこの歌を堂々と歌える伊東ゆかりさんってすごいなという目で見ていた人のほうが多いように思う。
本当にあのころは今よりも、人がのびのびとしていたように思う。