ケンのブログ

日々の雑感や日記

この時期本来の寒さ

2018年11月19日 | 日記
朝のラジオで今日はこの時期本来の寒さになりそうです。
と言っていた。
そうなのか、と思って外に出ると
確かにちょっと首がスースーするような感覚がある。
この時期本来の寒さなんだろうなと思う。
十一月に入って日が落ちてからはネックウォーマーを
することが多かったけれど昼間からそれを
することはなかった。
今日はネックウォーマーをしてはいないものの
もうちょっと寒かったらしたくなるような感じだ。
ラジオで言っていた通りだなと思う。
ラジオではこの時期は脱ぎ着のしやすい服を着て
調節をして体調管理に気を付けましょうと呼び掛けていた。
僕は脱ぎ着のしやすい服を着て暑くなると
脱いで鞄のなかに入れてしまうので
その点の準備は怠りなくやっているつもりでいる。
ユニクロなどの服は小さく折り畳めるので
この時期脱いで鞄のなかに入れるには便利だなと思う。
 
昨日隣の町の青少年センターで新聞を読んでいたら
回りにいた高校生がある私立大学の赤本をひろげて
今年の問題はどうだったとか
あいつはだいぶんできたみだいだとか
そんな話をしていた。
それで今は私立大学の公募制推薦入試の時期なのだと思い出した。
予備校に勤めていた頃はこの時期は私立大学公募制推薦入試の
時期というのは当然のように意識していたけれど
退職して8年もたつと何かのきっかけがなければ
思い出せなくなっている。
やはり月日の経過で人間の意識も移り変わっていくものだなあと思う。
でも何かの機会にふたたび意識を取り戻すのもわるくないと思う。

ラジオにはリスナーからお便りが来ていて
「息子が大学に入って5年ぶりにパートの仕事を始めたけれど
この歳になると5年のブランクはさすがに
大きく、言われたことが覚えられない、同じミスを
繰り返すで悩んでいます」という内容だった。
5年のブランクが大きいと今さらのように気づくのは
歳をとったからこそだと思う。
若い人にとっては例えば15才から20才までも5年のブランクだったら
40代、50代の人よりももっと大きなブランクで
あることは一目瞭然だ。
歳をとると年月が速く感じられるようになるし
またそれとは逆に時の流れに鈍感になるということもあるように思う。
リスナーのパートの仕事復帰のお便りを聴いていて
そんなことを思った。

サンクトペテルブルクフィルハーモニー交響楽団大阪公演 十一月一七日 ザシンフォニーホール

2018年11月18日 | 音楽
昨日はザシンフォニーホールにサンクトペテルブルク交響楽団大阪公演
を聴きに行った。
指揮はニコライ アレクセーエフ
バイオリン 庄司紗矢香

最初に演奏されたのが
バイオリン独奏 庄司紗矢香さんで
シベリウスのバイオリン協奏曲ニ短調 作品47
第一楽章
オーケストラの演奏も紗矢香さんの演奏も静かに始まる。
クラリネットとファゴットの音を聴いたとき
音色がダークで深いと思った。
その印象がオーケストラの音全体の印象になった。
ダークで深いサウンドのオーケストラだなと。
途中でえらい右の方からブラスの音が聴こえてくるなあ
と思ってステージに目を凝らしたら
木管楽器の客席から向かって右側に金管楽器群が並んでいる。
こういう配置あまり見かけないなと思った。
それでオーケストラの配置に目を凝らすと
客席から見て左からファーストバイオリン
チェロ ビオラ セカンドバイオリンの古典配置というか
対向配置だった。
コンサートマスターは微妙にヨハンセバスチャンバッハのような
ヘアスタイルをしておられ、その他にも
ヨーゼフハイドンのようなヘアスタイルの奏者もいて
オケは古典配置で、なんだか本当に
ステージが古風な感じに見えた。
これもコンサートの演出のひとつかも知れない。
紗矢香さんのバイオリンは静かに始まって
なんだか森の妖精のような音楽の雰囲気を醸し出していた。
オーケストラは深い音色で盛り上がるところも
激情的に盛り上がるのではなく
じわっという感じで盛り上がっていった。
しかるべき抑制が利いているというのだろうか。
なんかそんな感じだった。
楽章が後半に進むと紗矢香さんのバイオリンはなんだか深い
雰囲気を醸し出しているなと思った。
民謡風のメロディーをオーケストラがたっぷりと歌うと
やはり大きな世界が広がるな、さすがだなと思った。

第二楽章
第一楽章が終わった瞬間の演奏姿勢を
紗矢香さんはずっと楽章の合間もキープしておられて
そのキープした姿勢のまま第二楽章が始まった。
普通バイオリンの独奏者は楽章の合間では
力を抜く場合が多いので
第一楽章が終わったときの姿勢をそのまま
キープして第二楽章に入るというのは珍しいと思った。
見かけ上の演出なのか演奏に際して何か
意味があるのか。
それはちょっとわからない。
なんかちょっと不思議な感じに見えた
そういえば、第一楽章が始まるときも
紗矢香さんはすくなくともステージの上では
オーケストラとチューニングをしなかったなと思い出した。
それで演奏はどうかというと
なんだかこの楽章は割りと軽い感じだなと思った。
ただ、とても甘く切なく音がひびくところもあり
なんか情緒が揺れるタイプの演奏かも、と思った。
オーケストラの演奏が雄大にメロディを奏でるところもあり
そういうところはやはり大陸的だなと思った。

第三楽章
オーケストラの伴奏は意外と軽く始まる。
紗矢香さんもそんなに目一杯気合いを入れて
演奏するという感じではなく
少し余裕のある弾きかたであるように思える。
しかし、それで物足りないと思うことはない。
それが演奏の微妙なさじかげんだなと思う。
あと譜割りの細かいところを弾くときに
紗矢香さんのバイオリンは音がとんがって動くのではなく
とても滑らかに移行する。
聴いていて美しいなと思った。
甘く切なく音が響くところもあったし
なんとも言えない色気を漂わせているなと思うところもあった。
演奏がフィニッシュに近づくにつれて
紗矢香さんの演奏が醸し出すスピリットが
高まっていったなと思う。
ちょっと不思議な演奏家だなと思った。

20分の休憩を挟んで次に演奏されたのが
チャイコフスキーの交響曲第5番 ホ短調 作品64
こちらの方はなんだか聴きなれた曲の
とてもスタンダードな演奏を聴いているなという印象だった。
そのなかで印象に残ったことは
第二楽章のホルンの旋律の奏でかたはとても美しかった。
情緒たっぷりという感じ。
ホルンに限らずこの楽章はどの楽器の
旋律の歌いかたもとても美しかった。
あと楽章の後半で音楽がナチュラルに盛り上がってくるのも
印象的だった。
作為というものをあまり感じさせない世界には
それなりの魅力があると思う。
第四楽章の冒頭はややテンポが速く
行進曲風の入り方だった。
ただその入りかたが楽章全体を支配したわけではない。

全曲を通じてティンパニーは棒の先に
通常みかけるよりも大きな玉をつけておられ
そのためしっかり叩いておられるのに
音はマイルドという世界を作っておられた。
しっかり叩いて音がマイルドというところが肝要であると思った。

アンコールにチャイコフスキー くるみ割り人形の
ロシアの躍り トレパックが演奏された。
これは、この音楽の演奏によく見られる
音を跳ね上げるタイプの演奏ではなく
音を内側にこもらせるタイプのちょっと独特の演奏だった。
ただ、このアンコールの演奏が
何となく昨日のコンサートの演奏の特色の
コアにあるものなのだろうという思いを抱いた。

前半は紗矢香さんを聴く楽しみもあって
かなり満足。
後半はサンクトペテルブルクフィルだったら
このくらいはやってくださるだとうなという感じの印象だった。

テルミカーノフさんが無事に来日されたら
どんなコンサートだっただろうという思いはあるけれど
昨日は昨日でよかったと思う。






穏やかな季節

2018年11月17日 | 日記
今日も穏やかなお天気が続いている。
寒くなってきてはいるけれど
僕の場合はまだブルゾンを着たりマフラーをするほどではない。
町を歩いていてもブルゾンを着ていてもそのしたが割りと
薄着という人もいるし、全体にまだ秋の服装という
感じの人が多い。
気温の平年との差などは見てないので
統計的なことはわからないけれど
この季節にしては穏やかな日が続いているように思う。
さすがに夜じっとしているとちょっと寒いかなと思うことは
あるけれど、、、。
自宅最寄の私鉄の駅前の桜を見たら
もう葉が散りはじめていた。
一昨日隣の町で見たようにもみじの紅葉に比べて
桜の紅葉は早いのだと思う。
ラジオでもリスナーからのお便りには
日本海の温泉地に蟹を食べに行くというものから
紅葉を見るのが楽しみというものもあった。
秋の行楽も人それぞれだなと思う。
僕は食が目当てで旅行に行くということはない。
30才を過ぎた頃会社の夏休みに
一人で北海道に二週間くらい旅行に行った。
夏休みが終わったあと会社で上司に
夏休みは何をしたのかと聞かれたので
北海道に行ってきましたと答えたら
「毛がにですか?」という返事が帰ってきて
毛がになど意識の片隅にもなかったので
絶句してしまったことがある。
あのときのことはなぜか記憶に残っている。
本当に旅行の楽しみも人それぞれだなと思う。
観光名所に行くというリスナーからのお便りには
紅葉のライトアップは楽しみですが
人混みのなかに行くんだろうなともおもいます。
というものがあった。
人混みとわかっていてもいってしまうのだろうなと思う。
僕も車を持っていた頃、お正月は渋滞とわかっていても
せっかく車をもっているのだから使わなければ
と思いその渋滞のなかに突っ込んでいっていた。
植木仁が昔歌っていた歌の歌詞に

わかっちゃいるけどやめられない

というのがあるけれど本当にその通りだなと思う。
いろいろ紅葉の穴場を紹介していたリスナーもいたけれど
自宅から歩いていける距離のお宮に行けば
ほぼ確実にそこは穴場だと思う。
もちろんもみじが植えてあるお宮という条件はつくけれど。

自宅近くで紅葉を見るメリットは
一日だけでなく何日かにわたっての変化を
楽しむことができることだと思う。

他愛もない話

2018年11月16日 | 日記
ずいぶん寒くなってきているけれど
日が照るとけっこう暖かい。
まだしばらくは過ごしやすい季節だなと思う。
朝ラジオを聴いていたら女性DJと男性シンガーソングライターの
やりとりが印象に残った。
「お酒といえば赤ワインですよね
やはり、これはポリフェノールが豊富で
美肌効果などもありますしね。
Sさんお赤ワインはいかがですか」と女性DJは言った。
「いやあ、僕はもうポリフェノール取りまくってますけど
何事も過ぎたるは及ばざるがごとしですよね」と男性
シンガーソングライターは言った。
「ワインに限らずお酒を飲むときは乾杯しますよね。
あれは派手にコップをぶつけるんですよ。
それでお酒が互いのカップに入って
そのあとでホストの方がそのお酒を飲んだら
お酒に毒は入ってない。そう判断する。
昔のヨーロッパはそうだったらしいですよ」と女性DJが言った。
「いや、Iさんよく知ってますねえ」と男性シンガーソングライターが言った。
聞いていて気持ちいいくらいテンポのいい言葉の
キャッチボールだなと思う。
きっと男性シンガーソングライターは頭がよくて
心が優しいのだと思う。
優しくて頭のいい男には女性は安心して話すのかな?
と一般化はできないけれど
DJとシンガーソングライターの息があっているのだと思う。
そうでなければラジオで副数回タッグは組まないだろう。
お風呂に入ると毛穴が開きます、
それだけでも十分デトックス効果があるのに
それをあまり擦りすぎると
色素沈着の原因にもなりますので
皆さん注意しましょう。
というようなことも女性DJはリスナーに呼び掛けていた。
こういう本当かどうかわからないような
他愛もない話題が僕はけっこう好きだったりする、、、。

もみじが色づき始めた

2018年11月15日 | 日記
今日はちょっと自宅隣駅のR八幡宮に紅葉を見に行った。
駅の改札を出て八幡宮の道路を隔てて向かい側にある
ラウンジの前を通るとちょうどそこの入り口のシャッターが開いて
女性の従業員の方と顔があった。
「こんにちわ」とあいさつ。
開店にはまだ一時間ほど時間がある。
このお店は従来午前十一時半開店だったけれど
最近正午開店になった。
きっとお店の方のいろいろな都合があるのだろうと思う。
八幡宮の境内に入る。
脇の門のすぐそばにある祇園しだれ桜はもう紅葉どころか
すっかり葉が散って枯れ枝になっていた。
境内のもみじを見渡すとどの木も上の方の葉が
一部紅になっているだけで、まだ大方の葉は緑だった。
これならM神宮と同じくらいかM神宮の方がちょっと
紅葉が進んでいるかなと思う。
木のてっぺん近くの葉が先に紅に染まっているのは
M神宮も八幡宮も同じだなと思う。
平成の式年遷宮記念植樹の桜も半分くらい葉が散っている状態だった。
もみじと桜では桜の方が紅葉の進行が早いんだなと思った。
鳥居をくぐって本殿にお参り。
それから本殿の奥の天照大神、鹿島宮、気比宮、などのほこらが
あるところに行った。
ここに来るとなんかいろんな神様のほこらが祭ってあるせいか
とても気持ちよく感じる。
ちょっとパワーがもらえるかなと思ったりして、、、。
このいろんなほこらが祭ってあるエリアに菅原道真腰掛け石
というのもある。
その石のそばに菅原道真が太宰府に左遷されるときに
読んだという

君がすむ宿のこずえをゆくゆくと
隠るるまでも返りみしはや

という歌を書いた札がかかげてあるのだけれど
見るとその札をかかげる金属の棒はあるのだけれど
札がなくなっていた。
回りを見るとほこらの屋根がしたに落ちていたり
倒れた木を積んだあとがあったので
あるいは先般の台風で道真公の歌を書いた
札が飛んだのかもしれないと思った。

天照大神のほこらにも無事にすごせますように
すえのおかげがありますようにとお祈りした。

門の外に出て

宵ごとに都へいずる油売り
ふけてのみ見る山崎の月
という歌が書いてある掲示板も確認。

僕は何度も確認して覚えるという癖がある。
このお宮の主祭神はOJ 天皇なのだけれど
その他にここは油の神様もお祭りしてあって
毎年四月には日本の名だたる油の会社の方が
お参りにいらっしゃる。

R八幡宮をあとにして
直近にあるO山荘を目指す。
この山荘は天下分け目の天王山の中腹にある。
上っていくとここでももみじはまだ色づき始めという感じだった。
山荘近くまで上っていくとかなり色づいている木もあったけれど、、、。

天王山を山荘に向けて歩いていくと
もみじの他にも竹、シダ植物、南天、などが多く見られることに
改めて気づく。
そういえば何かにしだ、竹などが多いのはこの地域の
植物の生育の特色と書いてあったことを改めて思い出した。
たまには山道もあるいてみるものだなと思う。
僕は高所恐怖症なので本格的な登山はできないけれど、、、。
O山荘の近くには椿も咲いていた。
ただ、椿ではなく山茶花かもしれない。
そのあたり僕は植物の見分け方に疎いので
ちょっとあいまいになってしまう。
なんしか緑の葉に赤く丸い花がきれいだった。

天王山にハイキングに来ている人もちらほらといらした。

山を降りて駅前にある喫茶レストランたびたびさんに入る。
ひさしぶりにここのカレーを食べる。
ルーがとても柔らかく煮込んであって辛さもおさえぎみ
キノコやニンジンが入っていてとてもマイルドでおいしい。
ここのおにいさんはいつもにこにこして接客をしていらっしゃる。
いい感じだなと思う。
お勘定の時「ひさしぶりにここのカレーを食べて
おいしかったです」と言ったら。
ありがとうございます、とお兄さんは言ってくださった。