おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

創業1846年 最古の泡盛蔵元 『新里酒造』

2015-06-03 05:42:16 | グルメ
しばらく離れてましたが、沖縄に戻りましょうねぇ!

首里三箇の1つ赤田町で創業開始して 160年の歴史をもつ沖縄最古の蔵元の『新里酒造』さんの紹介です。現在は、2005年に完成させたうるま市州崎の工場に移り、オートメション化が最も進んだ泡盛工場です。他にも泡なし酵母『泡盛101号』を開発して 大幅に仕込み工程を手間を省き、多くの酒造所で使われています。『新里酒造』さんは歴史と伝統があり、技術的にも進んでいるまさに泡盛のリーディング蔵元であります。

こちらがうるま市州崎にある最新工場です。モダンな外観ですねぇ。

まずは材料のタイ米を自動供給するサイロです。

これはベルトコンベア式連続蒸米機、洗米・浸漬されたタイ米を送られてきてベルトコンベア上で搬送しながら蒸す機械で 全長20mぐらいでとても大がかりな機械です。

蒸したタイ米を搬送しながら麹菌をまくコンベアです。

これは自動製麹機、蒸されたタイ米をコンベアで搬送しながら麹菌をまき、自動製麹機へ送ります。自動製麹機では温度管理とタイ米を捏ねて2~3日かけて製麹させます。

こちらは製麹後もろみ造りの仕込みタンク、温度調整の工夫があり他社とは違い研究していますねぇ。

タンクの中ではすくすくともろみが育っています。この段階ですでに泡盛の香りがしますねぇ。

こちらはお馴染みの心臓部の縦型の常圧蒸留機です。

こちらは減圧蒸留機です。減圧蒸留できた爽やかな泡盛はブレンド用に使用されています。

蒸留してできた泡盛ですが、蒸留の後半に出る『後留』の為アルコール度が15%ぐらいで低く、出荷用の泡盛に使用しないため分ける様です。


ここからは後工程の瓶詰・ラベル貼り工程です。さすがに泡盛の最先端工場でありISO9001やHACCPを認証しており、機械化や見える化ができています。

まずは瓶を洗浄する機械です。オートメーションです。

洗浄した瓶に泡盛を瓶詰する工程です。タンクから定量の泡盛を瓶などに自動で入れます。

瓶にラベルを自動で貼る工程です。泡盛の顔になりますので僅かな傷や汚れでクレームになる様で注意を払っています。


現存する泡盛の最古の蔵元は、意外に最先端の技術を保有する加工工場でした。又、泡盛の酵母の開発を行うなど技術力ある蔵元でした。そんな蔵元でできた泡盛の主要銘柄は『かりゆし』『琉球』などがあり、スパイシーな香ばしさと清涼感のあるすっきりとした味わいで飲みやすいです。これからも美味しい泡盛を大いに期待して応援しましょう。


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