おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

近代化日本の歴史に触れられる『台湾総統府』@台湾台北

2019-04-23 06:03:59 | 旅行
台湾でまた大きな地震がありました。大丈夫でしょうか?


『台湾総督府』は、日清戦争の結果清国から割譲された台湾を統治するために設置された日本の出先官庁でした。台北市に設置された台湾総督府本庁舎は、今日でも中華民国の総統府として使用されています。



『総統府』は、平日の午前中と、不定期の終日に一般公開されており、内部を見学することができます。身分証明のためのパスポートが必要です。



平日の公開は午前9時から正午まで。日本語・中国語・英語のツアーガイドが付き、パネルを使って総督府の歴史を解説してくれます。見学は1階のみで、予約不要です。



大正8年(1919年)の完成時には、赤レンガ造の建造物としては日本一背が高いものになりました。施工においては耐震・耐熱帯気候の工夫が随所に施されたほか、塔には台湾初のエレベーターを設置したり、防火のために館内は禁煙として建物の四隅に喫煙室を設けたりと、当時として画期的な試みが導入されてます。



『総統府』は赤レンガと白い花崗岩で造られたルネッサンス様式の風格ある建物です。設計はコンペによって競われ、日本銀行の本支店の設計を多く手掛けた『長野宇平治』の案が選ばれ、それに総督府営繕課の『森山松之助』が修正を加えて、1919年に完成しました。太平洋戦争時に空襲で一部損壊しましたが、1948年に修復され、文化資産保存法により国定古蹟となっています。



平日の見学コースの1階の回廊に向かいます。「建築の物語、総督の物語、総統の物語、台湾の物語」という4つのテーマで各部屋の中にパネルや資料が展示され、総督府から総統府への変遷がわかりやすく紹介されています。



日本の歴代総督の案内や下関条約の議定書など興味深い史料も数多く展示されています。



建物の真ん中にそびえる60メートルの中央塔には台湾初のエレベーターが設置されました。



人気の写真スポットの総統の執務室。



総統の執務室にあるものと同じテーブル。



総統府を守る憲兵の制服です。




耐震構造で、亜熱帯特有の疫病を防ぐため、中庭を作って採光と風通しも良くしました。



1階部分はぐるりと中庭を囲む回廊が続いています。風通し通しの良さと建物内への採光を考えた気持ちの良い中庭は疫病予防のためでもあったそうです。



赤レンガと白い花崗岩で造られたルネッサンス様式の建物は、上空から見ると日本を意味する「日」の字の構造になっており、日本の方角である東向きに建っています。日本統治時代に台湾総督府として建設された当時の面影を偲ばせます。



建物内の材木はすべて一級品であった台湾ヒノキを使用しています。



こんなところにも『平渓天燈節のランタン上げ』の写真が、



『総統府』の中の郵便業務はほかの郵便局と基本的に変わりません。



現在の総統『蔡 英文』とのツーショットもあり。



こちらは過去の台湾と日本の歴史的関係を無料で学べるお勧めの観光ツアーです。


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