おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

巨大モニュメントの『中正記念堂』@台湾台北

2019-04-27 06:09:36 | 旅行
『中正紀念堂』は、中華民国台北市中正区に位置する初代総統である蒋介石の顕彰施設で、中国の伝統的な宮殿陵墓式が採用されており、台湾の三大観光名所の1つです。


本堂正面には高さ30メートルの大中至正門があり、とても目立ちます。



敷地は、日本統治時代の山砲隊、歩兵第一連隊の軍用地跡地です。



アーチ状の正門をくぐると、広大な公園が現れます。この敷地の総面積は25万平方メートルあり、そのスケールの大きさに圧倒されてしまいます。敷地中には本堂のほかに国家戯劇院や国家音楽庁、公園広場、休息所や回廊、庭園、池(光華池・雲漢池)なども併設されています。



敷地の東側に位置する紀念本堂の面積は約1万5千m2で、建物の高さは70mにも及び、西にある中国大陸を臨むように設計されています。青い尖った屋根、白い大理石の外壁、赤い花壇の花。これは「青天白日満地紅」といい、中華民国の国旗を表しています。



メインフロアの奥には巨大な『蒋介石』の銅像が設置されており、銅像の上部には蒋介石の基本政治理念であった「倫理、民主、科学」という三民主義の本質が、像の土台には『蒋介石』の言葉がそれぞれ記されています。



フロアの天井の最上部には国章である『青天白日』の徽章が描かれています。



午前6時30分に『儀仗隊』が中正紀念堂に進駐し、午前9時より警護及び毎時交代儀式が行われています。『儀仗隊交代式』は台湾観光の名物となっています。



像に向かって、右側手前から、3名の衛兵が出てきます。中央が指揮官、その左右がこれから蒋介石の像を守る衛兵。足並みをそろえてゆっくり行進していきます。



蒋介石の前に着くと、左右の衛兵が、動き始め、中央へやってきます。そして、交代する相手と向かい合い、銃を回します。その動きが、ピッタリ合っています。そして、交代完了。



交代した衛兵は左右のポジションに、任務を終えた衛兵と、指揮官は退場していきます。静寂の中、足音と、銃を床にたたきつける音だけが響き、厳粛な気分になります。時間はおよそ10分程です。



テキパキとした綺麗に揃った衛兵の動作は美しく、とても記憶に残る交代式です。



任務に就いたら最後、1時間は微動もできず、まばたきも控えるよう指示されるのだとか。そのためお世話係が側に控え、衛兵の汗を拭いたり制服のしわを直したりしてくれるようです。



この律された体の動きと全員の息がバッチリあったパフォーマンスは圧感です。是非一度は見る価値があります。



ちなみに中正紀念堂の『中正』とは蒋介石の本名です。


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