田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

ドナルド・サザーランドの出演映画 2000~

2024-06-23 09:16:39 | 映画いろいろ

『スペース カウボーイ』(00)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8800bf2ff4c8331817e78859837909ed


『ハンガー・ゲーム』(12)『ハンガー・ゲーム2』(13)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/17ce2c39d1104fc0b5cb45703875e5f9


『鑑定士と顔のない依頼人』(13)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/79a87f4903534054c7893ba297e3d603


『ワイルドガン』(15)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/685ddc6e4315f2b255698012a02f3cd8


『アド・アストラ』(19)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d6daa5af25805dba4ad9f58be808e707


『JFK/新証言 知られざる陰謀』(21)ナレーション

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7531c61d697dc6fc9abfb244d5e37cd4

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ドナルド・サザーランドの出演映画 1980~90年代2『JFK』

2024-06-22 14:21:37 | 映画いろいろ

『JFK』(91)(1992.7.3.丸の内ルーブル)

 近代史における暗殺は、洋の東西を問わず不可解さと陰謀のにおいを含んでいる。特に暗殺された人物が、もし生きていたら歴史は変わったかもしれないと思わせるほどのインパクトの持ち主ならなおさらである。この映画が描いたジョン・F・ケネディなどその最たる人物だろう。

 そして、悪い意味で60年代にこだわり続けるオリバー・ストーンがそこに目を付けるのは必然で、その意味では作られるべくして出てきた映画であり、相変わらずうるさくて押しつけがましくて高圧的という、ストーンの悪癖は改まってはいなかった。

  とはいえ、ケネディの暗殺事件自体がすでにミステリーとしての要素を十分に備えているのだから、何も3時間以上も高説を垂れる必要はなく、もっと絞り込めば傑作足り得たかもしれないという気もする。

 そこで浮上してくるのが、今では全く無視されている『ダラスの熱い日』(73)の存在である。あの映画が初めてリー・ハーベー・オズワルドの単独犯説を覆して見せてくれたのだし、この映画のように主義主張を述べることもなく、実に淡々と事件に関する一説を示してくれたのだから。

 つまりは、しゃべり過ぎ、情報過多は、使い方を間違えると、かえって本質から遠ざかってしまうとい典型がこの映画だったのではという気がするのだ。

 ところで、ラストのケビン・コスナーの大演説は、エイブラハム・リンカーンの名せりふを引用したりしたものだから、何だかフランク・キャプラの『スミス都へ行く』(39)のジェームズ・スチュワートの姿が重なって見えて、甚だストーンらしくないと思いきや、やはり苦いアンハッピーエンドになっていた。

 これはストーンのひねくれと言うよりも、アメリカそのものの病の深さ、時代の移り変わりが如実に表れた結果なのかもしれないと思った。

 ドナルド・サザーランドは、謎のX将軍を演じた。クレー・ショー役のトミー・リー・ジョーンズ、オズワルド役のゲーリー・オールドマンらと並んで、その怪演が記憶に残る。


 

 

 



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ドナルド・サザーランドの出演映画 1980~90年代

2024-06-22 09:17:48 | 映画いろいろ

『普通の人々』(80)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/eff7f7f7a99f8668a3b04964846e3515


『針の眼』(81)(1996.7.12.)

 佐々木譲の『エトロフ発緊急伝』を読んだ際に、この映画の原作となったケン・フォレットの小説との類似点を知らされたので気になっていた。

 第二次大戦下での一人のスパイをめぐる追跡劇、この非情なスパイが孤島に住む女と交渉を持ったばかりに失敗するなど、確かに両作の設定はよく似ており、恐らく佐々木譲はこの小説なり映画にかなりの影響を受けていると思われる。

 とはいえ、こうした欧米のスパイものを日本の風土に合わせて見事に換骨奪胎し、こちらもそれを楽しんだのだから、この場合、その類似点をばかりをつつくのはあまりフェアではない気もする。

 ところで、この映画の成功の一因は、主役のスパイを演じたドナルド・サザーランドの無機質的な不気味さにあるのだが、そんな男に引かれるケイト・ネリガン演じる人妻の軽薄さが露呈し、後半の盛り上がりに水を差したのが残念だった。

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1a461ae6640dd9831d8598ea3aef700f
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5fac7df63944c4e41e297636ce032e3c


『バックドラフト』(91)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f2304fa8da9374f6eae572bf281e8d23


『アウトブレイク』(95)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8aac89b6df3ccb4a0ab8f8d2a8257b84

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ドナルド・サザーランドの出演映画 1970年代2『カサノバ』

2024-06-21 22:03:13 | 映画いろいろ

『カサノバ』(76)(1981.1.12.有楽町スバル座)


 何ともフェリーニらしく、ひっちゃかめっちゃかで退廃的で支離滅裂なのに最後はちゃんと余韻を残す。『甘い生活』(60)『サテリコン』(69)のさらに上を行った感じがした。

 全編にわたって、主人公カサノバ(ドナルド・サザーランド)の女性遍歴を描いているのだが、まずセットの豪華さが目を引く。冒頭の祭りのシーン、貴族の館、劇場、シャンデリア…。そして次から次へと登場する女性たちも、貴族、大道芸人、女優、そして人形と、実に多彩でこちらにも目を奪われる。

 その中で、カサノバが時には滑稽に見えたり、哀れに見えたりもするのだが、それを見ている自分もとりとめが付かなくなり、何本も映画を見たような疲れを感じた。

 ラスト近くで急に老けて惨めな姿をさらすカサノバ。若い頃の彼があまりにも華やかだっただけに、この落差の大きさが切ない。しわだらけで目が充血した彼の心に宿るのは、若き日に出会ったさまざまな女たち、故郷の祭りのシンボル像…。だが、老いた彼の自由になるのは美しい人形だけだったという皮肉。

 人間の宿命である老いが希代のプレーボーイの身にも訪れたのだ。ここで初めてカサノバもわれわれと同じ人間だったと感じて、彼に同情することができるのだ。それが、酒池肉林ともいうべきすさまじい狂態が映る映画の結論としてフェリーニが言いたかったことなのか。人生とは、かくのごとく空しいものである。老いは誰にでも容赦なくやって来るものなのだと。サザーランドの演技がすごかった。

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ドナルド・サザーランドの出演映画 1970年代1

2024-06-21 12:37:17 | 映画いろいろ

『M★A★S★H マッシュ』(70)(1977.4.1.ゴールデン洋画劇場)

 

 朝鮮戦争を舞台に、3人の軍医(ドナルド・サザーランド、トム・スケリット、エリオット・グールド)の姿を描いたブラックコメディー。監督はロバート・アルトマン。サザーランドは“ホークアイ(切れ者)”ベンジャミン・フランクリン・ピアース大尉役。


『ジョニーは戦場へ行った』(71)(1975.11.30.日曜洋画劇場)

 第1次世界大戦で重傷を負って手足を失い、目や耳の機能も奪われ、“意識ある肉塊”と化した青年(ティモシー・ボトムズ)の運命を悲痛に描いた反戦映画。ドルトン・トランボが自身の小説を脚色し、初監督した。サザーランドはキリストと呼ばれる男役。


『コールガール』(71)(1977.1.30.日曜洋画劇場)

 探偵のクルート(ドナルド・サザーランド)は、行方不明になっている科学者を追ってニューヨークにやってきた。手掛かりは、科学者が高級コールガールのブリー(ジェーン・フォンダ)に宛てた卑猥な内容の手紙だけ。クルートはブリーに協力を請うが、拒絶される。クルートは仕方なくブリーを監視することにするが…。ジェーン・フォンダがアカデミー賞主演女優賞に輝いた傑作サスペンス。監督はアラン・J・パクラ。


『1900年』(76)(1982.12.1.新宿シネマ2)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/41be1421e3155975e3e6bdb958bcef0d


『鷲は舞いおりた』(76)(1986.12.28.日曜洋画劇場)

 チャーチル暗殺に命を賭けたドイツ軍の男達の活躍を描く戦争冒険映画。原作ジャック・ヒギンズ。ジョン・スタージェス監督の遺作。


『アニマル・ハウス』(78)(1980.5.4.三軒茶屋映画.併映『アメリカン・グラフィティ』『天国から来たチャンピオン』)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/74c8bb6bbc570da6229d2d9ddf929c11


『SF//ボディ・スナッチャー』(78)(1985.6.19.ビデオ)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2fa3e7dc65dc23b68527e63f3e703287


『オーロラ殺人事件』(79)(1986.1.19.ウィークエンド・シアター)

 北極にあるNATOの秘密基地べア島を舞台に、島に眠る莫大な金塊をめぐって展開される国際的な陰謀を描くミステリー・アクション映画。監督はドン・シャープ。サザーランドは海洋生物学者役。

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ドナルド・サザーランドの出演映画 1960年代

2024-06-21 10:13:26 | 映画いろいろ


『駆逐艦ベッドフォード作戦』(65)(1975.1.22.水曜ロードショー)

 グリーンランド海域を対潜哨戒中の米駆逐艦ベッドフォードのレーダーにソ連の潜水艦が現れる。駆逐艦の艦長(リチャード・ウィドマーク)は、司令部の命令を無視して潜水艦の行方を追うが…。核を人間がコントロールする恐怖を描いた異色戦争映画。サザーランドは端役の医務員役。

 


『特攻大作戦』(67)(1975.2.6.木曜洋画劇場)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/85d6f95492de8979625d3e9dc00e0358


『汚れた七人』(68)(1975.3.4.木曜洋画劇場)

 ロサンゼルスのフットボール試合場の売り上げ金強奪を計画した犯罪のエキスパートたち(ジム・ブラウン、アーネスト・ボーグナイン、ドナルド・サザーランド、ウォーレン・オーツ、ジャック・クラグマン、ジュリー・ハリス)。ところが、悪徳警部(ジーン・ハックマン)が介入してきたことにより、事態は予想外の方向へと進んでいく。監督はゴードン・フレミング。原作はリチャード・スタークの『悪党パーカー/汚れた七人』

 

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アヌーク・エーメの出演映画

2024-06-20 13:16:15 | 映画いろいろ

『火の接吻』(49)(1984.11.18.TBS)

 『ロミオとジュリエット』の映画撮影現場で、運命のごとく恋に落ちた男(セルジュ・レジアニ)と女(アヌーク・エーメ)の悲恋ドラマ。監督アンドレ・カイヤット、脚本ジャック・プレベール 撮影アンリ・アリカン。若き日のエーメがきれいで驚いた覚えがある。


『甘い生活』(60)(1977.12.30.TBS)



 フェデリコ・フェリーニ監督、マルチェロ・マストロヤンニ共演。この映画に関してはアニタ・エクバーグの方が印象が強い。


『男と女』(66)(1975.4.14.月曜ロードショー)

『男と女』を彩ったフランシス・レイの“ダバダバタ”
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/248a8e9af79c644f48cc8444f4b81a8f

『男と女』のその後
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4a602519bc7169963daf6d6b7fdad669


『約束』(69)(1977.11.30.CX)

 シドニー・ルメット監督のこの映画は、大昔にテレビで1度見たことがあるだけなので記憶が曖昧なのだが、確か友人の婚約者だった美し過ぎる女(アヌーク・エーメ)を妻にした男(オマー・シャリフ)が、彼女の不貞を疑った結果、彼女は絶望して自殺する。そして後に彼女が無実だったことを知った男は全てを失ったことを知る…。というなんともやるせない話だった気がする。きれいなかみさんを持つということは男冥利に尽きるのだが、同時に気苦労もあるわけだなどと思ったものだ。


『男と女 人生最良の日々』(19)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e81be1537a3c8c042f05dd8602a5f1d6

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『マタギ』

2024-06-18 12:10:45 | 映画いろいろ

『マタギ』(82)(1982.6.7.新宿東映ホール2)

 巨熊との対決に執念を燃やす老マタギと、マタギ犬を育て上げる孫との情愛の物語。青銅プロダクションが製作。監督は後藤俊夫。

 映画が始まる前に、例によってやたらと~会推薦のテロップが入る。こりゃあ押しつけがましい教育的な映画の一種なのかと思い、ちょっと興ざめさせられたのだが、映画が始まるとそんな杞憂は吹っ飛んだ。いい意味で、大手の映画会社からは絶対に出て来ないような自主映画的な魅力にあふれた映画だったのだ。

 方言丸出しのせりふと徹底した現地ロケが、われわれボンクラ都会人をしばしの間雪深い秋田県の山間の村にいざなう。映画館の中でぶるぶると震えがきたのは決して冷房のせいばかりではない。一時、本当に極寒の地にいるような錯覚を覚えるほどの力をこの映画は持っている。あの『八甲田山』(77)を真夏に見た時の感覚と通じるものがあった。

 そして、全編を貫く自然の素晴らしさと恐ろしさという二面性、その自然を知り尽くした老マタギ平蔵の姿は、黒澤明の『デルス・ウザーラ』(74)をほうふつとさせる。演じる西村晃が、これまた一世一代の力演を見せる。その執念や昔気質ぶりは今では失われようとしているものだけに、寂しさと感動を感じさせられた。しかも、老マタギの孫役の子役が極自然な演技を見せる。これは現地の子どもを使ったことも大きいのだろう。

 とはいえ、本物のマタギ犬と熊が登場するので、役者たちはいくらか損をしているところもある。彼らの持つ迫力と哀愁は決して人間にはまねのできないもの。その点、動物を生かし切った映画としても記憶に残る。

 同じ日にヘンリー・フォンダ主演の『黄昏』(81)を見たので、老いについても考えさせられた。

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アレクサンダー・ペイン監督『サイドウェイ』『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

2024-06-16 08:15:28 | 映画いろいろ

『サイドウェイ』(04)(2009.9.6.DVD)



 ワイン・テイスティングの旅に出た中年男性の2人組が織りなす人生の寄り道と恋愛模様をユーモラスにつづったロードムービー。ワインのうんちくにはうんざりさせられるが、中年男の悲哀はよく描かれている。タイプの違うポール・ジアマッティとトーマス・ヘイデン・チャーチがともに好演を見せる。日本で『サイドウェイズ』(09)としてリメークされた。


ユーモアと悲哀を感じさせるロードムービー『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(13)

https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/416444

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「BSシネマ」『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』

2024-06-05 07:19:50 | 映画いろいろ
 
 
 今日のNHK BSの映画はロビン・ウィリアムズが実在の医師を演じた『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』(98)。以前こんなことを書いた。
 
『文化の泉vol.6 映画に綴られた人生の創りかた』(2013.9.1.)から。
 
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