広島カープの躍進で、広島に注目が集まる中、今年は広島と関連した映画も何本か製作された。
『モヒカン故郷に帰る』沖田修一監督
舞台は瀬戸内海に浮かぶ架空の小さな島「戸鼻島(とびじま)」。もたいまさこ演じるかあちゃんが広島カープ(特に菊池)の大ファンという設定で、試合を見ながら一喜一憂する姿がコミカルに描かれていた。
『この世界の片隅に』片渕須直監督
舞台は戦前から戦後にかけての広島と呉。原爆投下前の広島の街並みを見事に再現している。能年玲奈改めのんの広島弁が不思議な魅力を発揮する。
『聖の青春』森義隆監督
主人公となる将棋棋士の村山聖は広島出身。デ・ニーロアプローチさながらに、松山ケンイチが体重を増やして村山役を熱演しているが、対する羽生善治役の東出昌大もなかなかのもの。東京国際映画祭のクロージング作品となった。
妻の実家が広島なので、いまや第二の故郷。広島弁もだいぶ分かるようになった。