『皆さま、ごきげんよう』のオタール・イオセリアーニ監督にインタビュー取材。
映画の舞台はパリ。アパートの管理人をする武器商人と、骸骨集めが趣味の人類学者は悪友同士。彼らの周りに集まる一癖も二癖もある人々が織り成す人間模様を、81歳のイオセリアーニ監督が軽やかに描く。乾いたユーモアと皮肉、反骨精神、一人の役者が何役も演じる姿など、落語の世界を思わせるところもある。
イオセリアーニ監督はたばこをプカプカ、グラスを片手にマイペース。無声映画に始まり、音楽の使い方、黒澤明の『七人の侍』、リメイク映画への批判など、まるでこの映画さながらに、次々と話題をコラージュさせながら語ってくれた。
それはそれで楽しいのだが、なかなか本題に入らず、こちらは時間がなくなるのでないかとひやひやさせられた。何とも食えないじいさんでした。
詳細は後ほど。