田中雄二の「映画の王様」

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【インタビュー】『ジュラシック・ワールド/炎の王国』 クリス・プラット&ブライス・ダラス・ハワード

2018-07-03 15:58:53 | インタビュー

「恐竜と人間がじかに接触するシーンが多いので、今までとは違うタイプのアクションも楽しめると思います」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1155324



 往年のスクリューボールコメディのカップルのような2人。

 ブライスに「つい最近『ハンソロ』で、お父さん(ロン・ハワード)にもお話を伺いました」と言ったら大喜び。
クリスには「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の時にもお話を伺いました」と言ったら、「もちろん覚えていますよ」と見事に切り返された。

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』↓
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7babd649be1851d4c094f59f2ebfe0cf

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タイの洞窟事故と『地獄の英雄』

2018-07-03 09:21:55 | 映画いろいろ
 サッカーワールドカップの決勝トーナメントでは、強豪ベルギーを相手に日本が大健闘を見せたが、同じくサッカー絡みのニュースとして、タイ北部の洞窟で行方不明になっていた地元のサッカーチームの少年ら13人全員の生存が確認されたという、明るい話題もあった。



 ところで、この洞窟事故に関する連日の報道を見ながら、カーク・ダグラス主演、ビリー・ワイルダー監督の『地獄の英雄』(51)を思い出した。

 この映画は、酒癖の悪さから大手新聞社を首になり、地方の小さな新聞社に雇われた主人公が、洞窟の落盤事故による生き埋め事件を取材するところから始まる。何としてもスクープを手にし、大手への復帰を狙う彼は、記事を大げさに捏造するが、それを読んだ人々が事故現場に集まりお祭り騒ぎとなる。だから原題は「The Big Carnival」となる。

 ところが、この映画にはもう一つ「Ace In The Hole」という原題が存在する。直訳すれば“穴の中のエース”となり、生き埋め事件そのものを指すようにも思われるが、実はこの言葉は、トランプのポーカーにおける“最後の切り札”を意味する言葉らしい。つまり、この映画は、追い詰められた主人公が繰り出す“奥の手=捏造”を描いていることを、すでにタイトルで提示しているというわけだ。

 日航機の墜落事故を追う、新聞記者を主人公にした原田眞人監督の『クライマーズ・ハイ』(08)でも、この『地獄の英雄』の“最後の切り札”について言及するシーンがあった。これは映画版のみの設定だから、恐らく、脚本にも参加した原田監督あたりのアイデアではないかと思われる。

 今も昔も報道の難しさは変わらない。
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