『オーメン ザ・ファースト』(2024.3.27.オズワルドシアター)4.4.3時
アメリカ人のマーガレット(ネル・タイガー・フリー)は、新たな人生を歩むべくローマの教会で奉仕生活を始めるが、不可解な連続死に巻き込まれる。
やがて彼女は、恐怖で人々を支配するため悪の化身を生み出そうとする教会の恐ろしい陰謀を知る。6月6日午前6時に“悪魔の子”の誕生が迫る中、全てを明らかにしようとするマーガレットだったが、さらなる戦慄の真実が彼女を待ち受けていた。
「悪魔の子」ダミアンに翻弄(ほんろう)される人々の恐怖を描き、世界的な大ヒットを記録した名作ホラー『オーメン』(76)の前日譚。「ダミアンはどこから来たのか?」「ダミアンは山犬から生まれた?」といった、彼の誕生にまつわる秘密を明かすという触れ込み。
ビル・ナイ、ソニア・ブラガ、ラルフ・アイネソンらが共演。監督は、本作が長編デビュー作となるアルカシャ・スティーブンソン。
昨年公開された『エクソシスト 信じる者』は、『エクソシスト』(73)の正統続編(後日譚)だったが、こちらは『オーメン』の前日譚。そして『エクソシスト』の「チューブラベルズ」同様、ジェリー・ゴールドスミスがアカデミー賞作曲賞を受賞した「アベサンターニ」の旋律が『オーメン』とこの映画をつなぐ役割を果たしている。
とはいえ、悪魔思想やキリスト教について無知な自分にとっては、どれもピンとこないし、『エクソシスト 信じる者』もこの映画も、前作からおよそ50年を経て作られた意図もよく分からない。何より、どちらも映画としての出来があまりよくないのだ。
『オーメン』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0d182c36fde2365993a22b5f0bf5ee18
『エクソシスト 信じる者』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e12a64469a81f20c4b756a69c1dba4cf