田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『赤い糸 輪廻のひみつ』

2024-04-29 23:12:23 | 新作映画を見てみた

『赤い糸 輪廻のひみつ』(2024.4.28.オンライン試写)

  落雷で命を落とし、記憶を失ったまま冥界に来たシャオルン(クー・チェンドン)は、同じく若くして死んだピンキー(ワン・ジン)とコンビを組み、人間に転生するために、他人の縁結びをすることで徳を積んでいくことになる。

 ある日、2人の前に一頭の犬が現れたことから、シャオルンは失っていた生前の記憶を取り戻す。それは初恋の女性シャオミー(ビビアン・ソン)との思い出と果たせなかったある約束についてだった。

 『あの頃、君を追いかけた』(11)のギデンズ・コー監督が、台湾の人々にとって身近な神である「月老(ユエラオ)」と輪廻転生をモチーフに描いた純愛ファンタジー。ビビアン・ソンのかわいらしさに脱帽する。

 ある意味、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22)にも似た、何でもありのハチャメチャな展開を見ていると、『エブ・エブ』にならったのかと思ったら、こちらの方が先に作られていた。まあ、輪廻転生や運命の赤い糸は仏教的な考えだから、日本人にもなじみやすいものがあるのだが…。

 この映画は、前半は「何これ?」というところも多いのだが、後半は見ながらなぜか切なくなってくる。『1秒先の彼女』(20)もそうだったが、台湾映画の恋愛ファンタジーには不思議なパワーと妙な切なさがある。


 輪廻転生については手塚治虫の『火の鳥 鳳凰編』のイメージがすごい。

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【ドラマウォッチ】「アンチヒーロー」(第3話)

2024-04-29 16:49:48 | ドラマウォッチ

「アンチヒーロー」「明墨は天使か悪魔か…」
「明墨のベールがはがされていくのが楽しみ」

https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1431853

 

 

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