『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(16)(Eテレ)
三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操るという、不思議な力を持つ少年クボ(声:アート・パーキンソン)。幼い頃、闇の魔力を持つ祖父に狙われ、クボを助けようとした父親は命を落とした。その時片目を奪われたクボは、最果ての地まで逃れて母と暮らしていたが、闇の刺客によって母さえも失くしてしまう。
父母の仇を討つ旅に出たクボは、道中で出会った面倒見のいいサル(シャーリーズ・セロン)と、ノリは軽いが弓の名手のクワガタ(マシュー・マコノヒー)という仲間を得る。やがて、クボは自身が狙われる理由が、母がかつて犯した悲しい罪にあることを知る。かつて母と父に何があったのか? 三味線に隠された秘密とは? 祖父である“月の帝”(レイフ・ファインズ)と相対したときに全ては明らかになる。
アニメーションスタジオのライカが、日本を舞台に勇敢で心やさしい少年の冒険を描いたストップモーションアニメ。その他の声の出演は、ルーニー・マーラ、ジョージ・タケイ、ケリー・ヒロユキ・タガワ、ブレンダ・バッカロ。
トラビス・ナイト監督に『バンブルビー』(18)でインタビューした時に「この映画は『子連れ狼』とつながっている」ことを聞いた。独特の絵柄、質感が見もの。そして多少おかしなところもあるが、全編に日本への思いがあふれている。エンドクレジットの三味線による「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」(レジーナ・スペクター)には驚いた。
「While My Guitar Gently Weeps」Regina Spektor
https://www.youtube.com/watch?v=KoujdXqptnc
【インタビュー】『バンブルビー』トラビス・ナイト監督
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9bdba05a12387d65ad7425c803b021ef