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「DCエクステンデット・ユニバース」の第7作。14歳の少年ビリー・バットソン(アッシャー・エンジェル)は、魔術師に選ばれ、中身は14歳のまま、超能力を備えた大人のヒーロー(ザッカリー・リーバイ)に変身する。
という話だと聞いて、12歳の少年が体だけトム・ハンクスになる、ペニー・マーシャル監督の『ビッグ』(88)を思い出す人も多いと思われる。実際、この映画には 『ビッグ』のパロディとおぼしき足踏み電子オルガンも一瞬登場する。
ただ『ビッグ』と大きく違うのは、基本的にはヒーロー物であることはもちろん、主人公を身寄りのない少年とし、里親を転々として暮らしているという設定にしたところだ。彼が最後にたどり着いた先は、さまざまな人種の子どもたちが暮す家だった、というところに現代性がある。そして“義兄弟”となった彼らが活躍する後半は『グーニーズ』(85)をほうふつとさせる楽しさがある。一人で彼らの相手をする敵役のマーク・ストロングが怪演を見せる。
マーベルの「アベンジャー」シリーズはどうやら終息しそうだが、今後DCシリーズはどう展開していくのだろうか。
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