『アクアマン/失われた王国』(2023.12.27.ワーナー試写室)
遥か昔、南極の氷河の奥深くに封印された「失われた王国」。そこには、世界を滅亡させるほどの力を持つ伝説の古代兵器ブラック・トライデントがあった。ある日、アクアマンへの復讐を誓うブラックマンタがブラック・トライデントを見つけ出し、邪悪な力が解き放たれてしまう。
5億もの海の生物を操ることのできる海底アトランティスの王アクアマン(ジェイソン・モモア)は、かつてない脅威から海と地上の世界を守るため、仲間たちと共に立ち上がるが…。
DCコミックスのヒーロー映画『アクアマン』(18)の続編。アクアマンの弟で前王オーム役のパトリック・ウィルソン、母アトランナ役のニコール・キッドマン、アトランティスの女王メラ役のアンバー・ハード、ブラックマンタ役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世ら前作のメンバーが集結。前作に続いてジェームズ・ワン監督がメガホンを取った。
こうした映画の常だが、前作の印象がおぼろげになっていて、キャラクター同士のつながりや設定を思い出しているうちに話がどんどんと進んでいくので、落ち着かないことこの上ない。この手の映画を見る時は、事前に関連作を見ることが必須だとすれば、それはいかがなものかという気がする。
さて、見どころは緑と青が目立つ海底都市のビジュアル。ただ、前作にも増してスケールアップをしているのは分かるし、アクションシーンの激しさもあるのだが、全体的にはあまり心に残るものがなかった。ステッペンウルフの「ワイルドで行こう!」がアクアマンのテーマソング的に使われていた。
『アクアマン』
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