「サンキュー先生」(80~81)(1980.9.8.)
金八先生(武田鉄矢)、熱中先生(水谷豊)に続いて、西田敏行のサンキュー(産休)石松鈍器先生が登場。とにかくこの人が出てくると、何ともいえないいい雰囲気が醸し出され、ドラマの内容よりもこの人の個性に圧倒される。
まだ始まったばかりなので、今後の展開は分からないが、今の小学生はこんなに陰険ないじめ方をするのかと目を疑ってしまう。恐らく、この陰険ないじめっ子たちがサンキュー先生によって変わっていくのだろう。
あのニヒルな成田三樹夫が「探偵物語」にも増して三枚目ぶりを披露している。脚本・池田一朗。
最終回(1981.3.23.)
短い間だったが、西田敏行演じる石松鈍器先生に、いろいろなことを教えられた。あの陰険だったデブの近藤をはじめとする生徒たちが変化していく姿は、ドラマの中だけで終わってほしくない。校内暴力など、こんな教師がいれば起こり得ないと思うからだ。生徒と本気でぶつかり、悩みながらともに成長していく。それが教師本来の姿ではないのか。
きっと今の教師たちは、このドラマの校長(藤岡琢也)や教頭(成田三樹夫)のような態度で生徒たちと接しているのではないのか。石松先生のような教師が珍しいもの、ドラマの中でのこととしか映らないようでは、いつまでたっても校内暴力などなくなりはしないだろう。
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