『65/シックスティ・ファイブ』(2023.4.26.ソニー・ピクチャーズ試写室)
長期探査ミッション中の宇宙船が、小惑星帯と衝突して墜落。船体は破壊され航行不能となる。生き残ったミルズ(アダム・ドライバー)は、切り離された脱出船を見つけるため、未知の惑星を探索する中で、コア(アリアナ・グリーンブラット)という少女を発見する。実は2人がいるのは6500万年前の地球で、恐竜を絶滅させた巨大隕石の衝突まであとわずかだった。
『クワイエット・プレイス』(18)の脚本を書いたスコット・ベック&ブライアン・ウッズが監督・脚本を担当し、サム・ライミが製作。娘を亡くした男と、父母を亡くした少女がバディとなり、恐竜たちとの闘いを繰り広げるSFサバイバルスリラー。
恐竜をはじめ、特撮は結構すごいのだが、いい意味でB級SF感が漂う。一応、過去の地球に迷い込んだ“時間SF”なので、『猿の惑星』(68)みたいな話になるのかと思いきや、状況の説明はほとんどなく、ひたすら極限状態のサバイバルの様子を、90分あまりで見せ切るところは、あっぱれといいたい。
この映画を見ながら、『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』(14)のことを思い出した。
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