はじめまして富士山の麓富士市に住んでいるタンポポおばさんです。我が家からは美しい富士山が良く見えます。というよりも富士山を見るために此処に住んでいるのです。
二十年前、富士市出身の亡き母が四十九日を過ぎて直、私の夢枕に立ち、『朝夕富士山が見えないのは寂しい。富士山の見える所に行きたい。道の右側に三軒家がある所に引っ越すように』というのです。
なんだか作り話のようですが、それからはまさにドラマのような展開
売り地の立て看板を見て街中に明日契約しようとしていた前日不動産屋さんが、もっと広くて二区画買える所があるから見に行かないかと連絡をよこし、夕方見に行ったところなんと、以前から道路を通る度にあんな所に住みたいねと言っていた場所で、夢の条件と同じ様に三軒家の一番北で、富士山がどーんと見えます。
不動産屋は亡き母の実家の隣家の出身で、若き日の母も良く知っているとの事。もちろん私達はそんな関係を知りませんでしたから亡き母が、あの世から頼んでくれたとしか思えません!
さて問題は家です。沼津に建て売り住宅のローンが残った築12年の愛着のある家があります。どうしようと思案に暮れていました。
ところが新築のモデル住宅に当選したのです。くじを引いてくれたのは余所の子でした。ローンの残った古家も前年リフォームしてあったのと庭の手入れが行き届いていたためか、買った時の倍近くで売れました。バブルがはじける寸前でした。 続きは今度のお楽しみ。