子供の頃『何でも見てやろう』 と言う本を読んでから
半世紀以上憧れ続けていたエーゲ海
ミコノス島
還暦を過ぎて、遂に夢を叶えました!
青い海
蒼い空
真っ白な家々
数え切れない程の教会
白と青に塗られた家や木々
世界中からバカンスにやって来る観光客で溢れかえっていました。
大型客船が入港すると、住人の人口の何倍もの人々でごった返します。
狭い路地の突き当たりにも教会
波打ち際迄建物と通路
小さな教会を守る為に、ボランティアで管理しているおじさん。
入場料などは不要で中を見学させてくれました。
教会を修理する為のお金を少し寄付したらとても感謝して下さいました。
どうも向かいの家の住人のようです。
日本の田舎の小さな神社の氏子のような感じです…
エーゲ海クルーズでサントリーニ島へ
絵葉書のような建物が建ち並んでいる観光で成り立っている島です…
島の学校
平地の殆ど無い土地を工夫して運動場を確保しています。
舗装して無い狭い坂道を登った場所に在りました。
今ギリシアが経済的に大変なことになっているようです。
私も、5月12日から4日間訪ねただけでも、残念ながら庶民にとっては、かなり苦しい生活状況になっていると感じました。
国や国民が疲弊していると言うことは、町の汚れで一目瞭然です…
公衆トイレは勿論、道路もあちらこちらガタガタ…
壊れて使えなくなった建物や、空き家も裏通りには沢山。
観光の目玉の風車もボロボロに壊れていましたが、修理する気持ちも金も無いようで、朽ち果てるのを待っているようでした。
風車は使っていないと言えばそれまでですが、倒壊して人々が怪我をしないかと心配になりました。
デフォルトは他人事ではありません。
日本も膨大な借金を抱えています……
年金を株で運用し始めています……
今日もまた維持費を始め、建設費さえも負担額の予算も、霧の中、雲の上のような馬鹿な箱物を造るとかニュースで報じられていました。
オリンピック、パラリンピックが終わった後、有効活用出来るような施設になるよう、日本人の叡智を集めて税金を有効に使って欲しいと思います。
これから益々高齢化社会になります。
見栄を張っている場合ではありません。
出て行くお金を切り詰めないと、明日は我が身なのです。
ギリシアでも、道端で物乞いをする子供と老女を見かけました。
子供は酷く汚れていて、保護者がいるのかさえ案じられました。
昔見たアジアの貧しい国々の物乞いの子供たちとは様子が違っていました……
老女に1ユーロあげたら驚いたような顔をしていました……
私が案じたところでどうなる訳でもありません。
が、古い歴史を持つオリンピック発祥の地と言われるギリシアの経済危機と
今日の日本のオリンピックに使用する建物への計画性の無さ
政治家の見栄や、ごまかしから始まったことで根底は同じです。
国民が苦難の道を歩まないような、美しい国政を望みます!