台風が通過して、久しぶりに富士山が顔を出しました。
下界が雨降りだったので、富士山はまた新雪が積もったようです。
朝8時40分頃、天気の回復とともに青空とお化粧直しをした富士山が見えました。
左上杏の樹越しに自宅玄関先にて雪で頂上付近が真っ白です。
右上夕方5時頃。大分雪も溶けていますね。
歯科で検査、リハビリ、ケアマネさんと打ち合わせ、ヘルパーさんの介助で入浴と
何時もの数倍も忙しい?
スケジュールを終えて、富士山を見ると、雲と遊んでいました!
何時もの笠ではなくて兜を被った富士山です。
強風の時に富士山の稜線を雲が這うように見えます。
あちらこちらの雲が富士山に集まって来ます。
五合目の山小屋付近から雲が湧き出ているように見えます。
風と、富士山の標高が関係しているようです。
雲は空の芸術家。
温かくなったのか、雪は大分溶けて、雪渓がハッキリと見えます。
徒然草 吉田兼好
第百十七段
友とするに悪きもの、七あり。
一には高くやむごとなき人。
二には、若き人。
三に病なく身強き人。
四には、酒を好む人、
五には、猛く勇める兵。
六には、空言する人。
七には、欲深き人。
良き友、三あり。
一には、物くるる友。
二には、医師。
三には、智惠のある友。
この段は、人それぞれ色々な解釈があると思う。
私も、好きな段かと聞かれれば、決して好きな段ではなかった。
しかし、今、自分が病んで見ると、本質を鋭く突いているのに、感心させられる!
三には、無病で、身体の強い人。と言うのが、兼好らしい。
確かに、元気いっぱいの人は、他人の痛みなど理解出来ないものだ。
良き友の二番目が医師。と言うことは、兼好は身体が弱かったのだろうか?
欲深き人は七番目に悪いと書いたその筆の乾かぬうちに、一番良き友は、物をくれる友だ。とは、流石兼好。ユーモアたっぷりだ。
我々凡人ならば、智惠のある友が一に来そうだ。
やはり、逆から読んで行くのが、筋なのだろうか?
兼好に質問してみたいものだ。