夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

奉献

2017-08-31 23:20:28 | 日記・エッセイ・コラム

    

                 明日2017年9月1日(大安)

新しい家の地鎮祭を行います。

夫ケビンと私の二人の老後を過ごす平屋建ての家。

ケビンと私にとっては、四軒目の一戸建て住宅になります。

段差を無くしてバリアフリーにしてもらいます。

 山の家と駅近のマンションの部屋を売却予定です。

老後はこじんまりとマンション生活をと考えていたのですが、

二人とも、マンション生活に馴染めないのです。

 活動的なケビンは、閉鎖的な環境を生理的に受け付けないようです……

私も、エレベーターで乗り合わせる動物の毛や臭い、

化粧の濃い女性の強烈な匂いや残り香、が苦手で、直ぐに息苦しくなってしまいます。

  三月に救急車で搬送された時にも、部屋その物は割と広いのに、

脱力して倒れていたトイレから運び出して貰うのに、救急隊員三人と夫の四人で大変だったようです。

また野次馬が沢山来て、困ったようです。

 何処に住んでいても障害者は生活して行くのが大変です。

夫の介助や介護が少しでも楽になればと考えています。

私も少しでも長く、家で普通に暮らせたら良いなぁと思っています。

庭には、山の家の植木の中から、三本だけ移植して貰う予定です。

 お風呂は、贅沢ですが、ジャグジーを付けて貰います!

一人では、着替えが大変なのでバリアフリーの浴場や家族風呂のある温泉で無いと行けないのです。

毎日忙しく働いているケビンにもゆっくりお湯に浸かって明日への英気を養って欲しいです!

 この年になって、自分たち二人の為の住宅を新築出来るなんて、

本当に幸せです。

            また一つ夢が叶います!

 

 

 

 


女二宮金次郎か?!

2017-08-30 21:41:54 | 日記・エッセイ・コラム

              女二宮金次郎か?!

小学校五年生の孫娘『お花はん』は、無類の本好き。

下校時に、学校の図書室で借りた新しい本を一刻も早く読みたくて、ランドセルを背負って、歩きながら読んでいると

全く知らないおじさんにГ女二宮金次郎か?!」と言われたそうです………

 この娘の母親は私にГお花はんは、お母さんにソックリ!!」と宣いました。

 ソックリって言っても、私は流石に町中の車や人の往来が激しい通路でランドセルを背負って、歩きながら本は読まなかったですよ~

  マァ、兄たちに用事を言いつけられないように、納戸の押し入れの中に隠れて、児童文学書を読んでいましたけどね……

 

孫娘のお花はんを見ていると本当に私にソックリで、お嫁さんに言われなくても

子供の頃の自分を見ているようです。

小さなことにも良く気が付いて、  人の気持ちを察してくれます。

家事等もテキパキとこなす働き者です。

とても頑張り屋さんで、弟妹の面倒を良く見てくれます。

 好奇心旺盛で、解らないことや知らないことに出会うと、裏が白いチラシに書いて私たちに聞いたり自分で調べたりします。

  質問内容が段々難しくなって来たので、私たち夫婦も油断は禁物です!

  本は本当に好きで、片時も離しません。

弟がお祭りのパレードに鼓笛隊で参加するのを応援する時にも、児童文学の本を持っていました。

家族たちと、ハンバーグのお店で食事した時にも、

我が家でバーベキューをした時にも、ほんの僅かの時間を見つけて読んでいました!

学校の図書室の本も一学期だけでも、100冊以上借りて読破したようです……

 末は博士か大臣か?

  あな おそろし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今が人生のピーク

2017-08-29 22:35:21 | 日記・エッセイ・コラム

                   今が人生のピーク

今月六十九才になった夫。

お盆休み中も殆ど毎日朝早くから本社で仕事。

昼ご飯に一度帰って来て、少し休憩。

午後も事業所。夜も事務所で仕事。

ゆっくりした老後とは程遠い多忙な生活を送っています。

「今時、この歳で使ってくれる所があるだけ良いよね……」と馴染みの店の店員さんに言われる程良く働いています。

  私も良く身体が持つなぁと思って心配しているのですが、本人はГ今が人生のピーク」と言って張り切っています!

 

 

 夫ケビンは、典型的な晩成型の人間。

地味で誠実な人柄。

若い時からずっとコツコツと努力している内に、いつの間にか周囲から認められるようになって、

自然に実力を発揮している人です。

  家庭的には、父親を早くに亡くして、実の母親やたった一人の兄にも煮え湯を飲まされて来た苦労人ですが、

『自分は初代』と割り切って、十数代も続いている旧家出身の私と、家庭を築いて来ました。

  実際は沢山の親類縁者がいるのですが、毒親の母や兄たちの悪業のお陰で、殆ど身寄りの無い状態だった夫も、

現在は息子三人。お嫁さん三人。孫六人。と家庭にも恵まれて、家では良き爺様です。

 家庭だけでなく、中、高、大学生時代の友達や、仕事の仲間にも恵まれ、本当に嬉しく思っています。

 昨年、結婚以来四十年間夫ケビンと私の最大の悩みの種だった姑も鬼籍に入り、肩の荷がうーんと軽くなりました。

嫁の私でさえホッとしているのですから、本人の気持ちはいかばかりでしょうか……

                   『今が人生のピーク』

 自分の人生もう下り坂なんて考えないで下さいね。

あの金さん、銀さんの双子の姉妹だって、百歳になって人生のピークが来たのですよ~

未だ百歳迄には、大分時間があります!

 

 

 

 

 


そったくどうじ

2017-08-28 21:58:19 | 日記・エッセイ・コラム

       そつ啄同時

夕方息子が小学校一年生の孫と一緒にやって来て、突然

Г書道の道具が街中の家に有りますか」と言う。

算盤や習字等の使える文房具類は、大切に保管していると、筆や文鎮等を選んで渡しました。

 「急にどうしたの?」と聞くと

 孫息子が書道に興味を持ってГやりたい!」と言ったので、このチャンスを逃さないようにと

直ぐに道具を取りに来たとのこと。

  これぞ正に、『そっ啄同時。』

そったくどうじとは、禅宗において

 今正に悟りを得ようとしている弟子に、師匠がすかさず教示を与えて、悟りの境地を導くこと。

 

   そつ=   ヒナの用意が出来ましたと言う合図(そつ ⇒口に卒と書きます。がこのパソコンでは変換出来ませんので、悪しからず御了承下さいませ)

    たく=啄     親鳥が殻をつついて、ヒナの出るのを助けること

 平たく言うと

       『何かをするのに絶好のタイミング』

人を指導したり、教育の場では大切な考え方です。

 

             グズグズしているのならば、止めちゃいな!

数日前かかって来た電話に私が困惑していると、普段は温厚な夫ケビンが

Гグズグズしているのならば、止めちゃいな!って言ってやれば…。」と何時になく厳しい言葉。

相手は、アラフォーの未婚男性と一回り下のアラサー女性のカップルの女性の方。

何時も何時も同じ事の繰り返し…

何度も何度も

私たち夫婦の時間や私の体調に関係無く、ダラダラともう一年以上結婚についての相談………

厳しく助言すると男の母親から、また電話…

  結婚に双方の母親がししゃり出て来て、ごちゃごちゃ言うと、まとまるものもまとまらない!

内から自発的に行動する事を、外から支援して積極的、計画的に成長させる様にしないで、

まだかまだかとつついてばかりいたら、中身が腐ってしまいます。

40才過ぎても親や兄夫婦たちと同居している息子が家から独立する絶好のチャンスだと思うのですが、

そったくどうじ とは無縁なようです。

 

 

 

 

 


言の葉

2017-08-27 22:25:51 | 日記・エッセイ・コラム

                  言葉 ⇒言の葉

言の葉⇒事の葉

言の端⇒事の端

ことば⇒ことのは

ことば⇒言霊(ことだま)

 ことばには、言霊が宿っているので、汚いことばや乱暴なことば等を使っていると、実際にそのような事が起きたり、なったりするそうです…

 くそ   ⇒苦祖  、苦素

出すものをキチンと出さないと苦労の祖になるようですね…

産まれたばかりの赤ちゃんも、自分で食べる事の出来ない寝たきりの老人も、出す物だけは出しますね……

 大したものです。

   また行動が言葉を通して、実際になって行くと言う現象もあります。

 業歪 ⇒わざわい⇒災い、禍い

自分の業を歪めていると、災いが起きる。

 樹齢千年以上の大きな銀杏の樹から、気を頂く。

                 御神木に触れて、樹の気を感じるケビンです。

空気  実際にあるけれども、誰にも見えない。

無いと困る。

無くなると初めて気付く。

空(から)になると解る気。

空(くう)。