藁しべ長者
聞くところによると、 ケビン家は、『藁しべ長者』と呼ばれているようです……
別にケビンが、藁しべを何かに交換して、長者になった訳ではありません!
昔話 藁しべ長者 のあらすじ
観音様のお告げを信じて、
石ころに躓いて、最初に手にした一本の藁しべを手に旅に出て、
虻がブンブン飛び回るので、藁に縛って持っていたら、
子供が欲しがって、母親の持っていたみかんと交換。
みかんは喉の渇いた商人が欲しがって、反物と交換。
反物は侍の馬に変わって、
旅に出る長者の足になります。
馬を渡した長者に農地の留守番を頼まれて真面目に留守番して待っている内に、
約束の三年間が経っても、
長者が帰って来ないので、長者の屋敷で娘と幸せに暮らした。と言う昔話…
藁しべ長者の主人公の性質が、何となくケビンに似通っているのです!
無欲で、人に頼まれると断れない。
みかんを直ぐに自分で食べちゃったりしないで、喉の渇いている人にあげるとか、
お礼に信じられないような高価な品物を頂くとか。
家に来る子供の友だちに食事を食べさせたり、話を聞いたりする。
松の木の下に捨てられていた子犬を17年間飼って最期を看取ったり…
問題を起こした余所の家の生徒を家に預かって面倒を見たり、学校に送って行ったり、
親と子供の間に入って、仲介役になったり……
藁しべ長者の主人公も
倒れそうな馬に水を飲ませて、キチンと世話をしてして助けたりとか、
長者に頼まれた田畑の留守番をキチンとして待っているとか…
ケビンって藁しべ長者の生まれ変わり!?と私でも思ってしまいます!
実は物語の舞台長谷寺も、私の病気治療のために三重県の大学病院に通院中に
宿泊して参拝したことがあります!
末期癌で余命を宣告された父親の願いを聞いて、
後一ヶ月で主任になれるのに、4年11ヶ月で大手企業の研究所を退職して
地方の中小企業にUターン。以来25年間。畑違いの分野で勉強と努力を重ねました。
遣りたい放題の大手商社勤務の兄や母親と違って、ケビンだけは清貧な生活を送って来ました。
馬鹿が頭に付くほどの真面目な性格で、信州善光寺で頂いた法名は、『常善』です。
恵まれない家庭環境で育った子供や、高校中退者などを積極的に雇用、各種の技術を指導。
クレーンなどの免許も自分が最初に取得して、範を示しました。
車を始め各種の必要な免許も、学校や講習会に通い易いように勤務を調整して、
補助金も出して社員教育を推進して来ました。
皆様の御支援と従業員たちの努力のお陰様で、会社の信用度も高まって、本当に感謝しています!!
さんざん迷惑や手間暇をかけられた、 昔のやんちゃ坊主たちも、アラフォーになって、『藁しべ長者』 なんてシャレたあだ名を付けてくれる落ち着いたオヤジたちになりました!
彼らの成長は、自分の子供と同じ様にすごく嬉しいです!
信ずれば、必ずかわります!
一心以て我を信ずれば
もろもろの心願
必ず成就す
いっしん もって われをしんずれば
もろもろのしんがん
かならずじょうじゅす
秋葉三尺坊大権現
遠州 秋葉総本殿 可睡齋
福銭の裏より引用しました。