リハビリが始まって、今日は新年度になって二回目。
理学療法士のお嬢さんと見出しの話になった。①富士②鷹③茄子(なすび)④扇⑤?⑥?⑦座頭(ざとう)。
問題はなぜ茄子や扇が縁起がよいのか、だ。富士は勿論姿形が神々しい。茄子が分からなかったが、部屋へ帰ってすぐ気が付いた。「ムダ花が無いのだ」胡瓜やトマトは雌雄異花で雄花(おばな)には実が付かない。茄子は珍しく一つの花の中に雄蕊(おしべ)と雌蕊(めしべ)があって、花が咲けば必ず実がなる。これを昔の人は縁起が良いと考えたのだろう。「4の扇は末広がり」だろう。座頭は坊主頭で毛がない、
だから、怪我がないと解釈したのだろう。
江戸時代に云われ始めたというこうした諺は大切にしたいものだ。科学的でないとか、迷信だといって切り捨てるのではなくて、日本人の先祖たちが大自然の中で食糧の増産に励み、家族を守り、子供たちにお腹いっぱいにご飯を食べさせて民族を守ってくれた息使いをこうした言葉の中からくみ取ろう。そしてその心意気に感謝して、その心意気から学び我々はバトンを次の世代に渡すべきだと考えよう。(T)