かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

[沈みゆく大国アメリカ」堤未果著集英社新書を読みました。

2017-01-21 | 気ままなる日々の記録

 トランプ新大統領の就任セレモニーでアメリカは話題沸騰のようだ。

 確かに我が国にとって兄弟のような仲間であり親類の様な同盟国で、その動向は大いに気になるところである。

 アメリカファーストを強調されたトランプ新大統領にとって日本は何になるのだろう。

 沖縄に駐留している米軍の滞在コストを全額日本が負担すべき存在なのだろうか?

 前掲の本によると、アメリカでは、子供が重い病気にかかると親はあっという間に高額の債務を抱え自宅も土地も失い禁治産者に没落し路頭に迷うケースが多いと云います。日本のように保険証一枚で全国どこにいても安い治療費で一定水準以上の医療が受けられる制度は本当にありがたい医療制度だといいます。

 アメリカの場合低所得者への補償をどのようにするかで、国民的合意が得られにくいようです。オバマ氏が大統領に就任されたころ、「オバマケアー」と云う言葉が盛んに云われていましたが、議会との関係や予算の関係で必ずしもうまくいったとはいいにくいようです。

 どの国も明日へ向かって解決したい課題を抱えていて大変ですが、世界の動き(例えば原油問題)も絡んで簡単ではないようです。アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひくといわれたこともある日米関係です。我が国としても大いに関心を持ち頻繁に日米協議を重ね、判断ミスが無いように願いたいものです。(T)