アメリカファーストをかかげて大統領になったトランプ氏について、日本のマスコミは最近になって驚き、梯子を外されたように大騒ぎしているが、 僕はそれほど驚いていない。始めから分かっていると云った感じだ。
僕は若い頃レンタカーでアメリカをフラフラした経験があるのでアメリカと云う国の「底の浅さ」をよくしっているからだ。
「アウトオブデトロイド」というところでは白人街と黒人街の間には銃を持った警察官が並んでいたし、 職業として交通事故の被害者になって、家族を養っているという人たちがいることも知っている。決して伝統文化を誇る市民国家ではない。その点、イギリスと対照的だし、我が国の対極にある国と云えよう。
地球温暖化防止のため各国が二酸化炭素排出量を規制しようというパリ条約からも脱退するという。
アメリカと中国が共同歩調で難しい利害調整をしてやっと成立させたこの条約から脱退するということ自体参加各国に対する裏切りである。 たとえその条約を結んだのが民主党政権であっても、国としての人格に似た法人の様な責任がある。其れをトランプさんのようにあっさり破棄しては、とても、国際社会のリーダーたりえない。
アメリカに指図されない外交権を確保し、独自の優れた外交官を育て、戦争をしない国になるよう歩み始めるべきだろう。トランプ氏は日本に米軍駐留費を請求すると云っていたこともあった。アメリカと云う国はスキャンダルを仕掛けて同盟国の政権を倒すということをする国である。このこともわすれないようにしたいものだ。(T)
蓮池にて ドクダミ