かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

旧制中学の入試

2017-06-13 | 気ままなる日々の記録

   突然昔の話しが出てきて、面食らう人が多いかも知れない、私でさえ少し混乱している気配がある。同じ階へ入居中のSさんから旧制中学入学の時の話を聞いた。その中学は京都府内にあり当時は綴り方のみの入試で合否が決められたそうだ。今大学入試で行われている小論文というのに似ている気がする。「綴り方の題は覚えてみえますか?」と尋ねると「防空演習の夜」とすらすら口にされる。だが同級生の中には大変だったらしい人もいたとか。きいたこともいないひとがいたから。私自身も内地に住んでいなかったので、その当時のことは何も分からない。

   後で主人に聞くと警戒警報とか、空襲警報とかいろいろ関連した言葉が出てきて、ますます分からなくなる。警戒警報とは敵機が近づいているときにでる警報で学校があるときなど、通学班ごとに並んですぐ帰宅になったという。空襲警報はモット緊迫した状態のようで、部屋の明りを暗くしたり壕の中へ逃げ込んだりしたという。入試では警報が発令された時の訓練の様子を作文にしたのではないかと推定する。

  主人の話しとは地域も時代も少し異なるのでわからないこともある。

 経験の無かった同級生の方も無事入学され長い間弁護士をなさっていたとか。見たこともない人の話しだけど、本当に心からホットした。

 本日はその友達の弁護士の話を聞いた。土地問題で困っている時助けて貰ったと。いい友達をお持ちでSさんはお幸せだなあと主人と話し合った。(E)

    

                                           中庭の紫陽花

 

 

 

 

 

 

 

 


日本語について2題

2017-06-13 | 気ままなる日々の記録

その1 「大丈夫?」の大流行

  今日は6月13日[火)でオソマツ君にとってはお風呂の日。時間通りに行動しないと皆様にいろいろ迷惑をおかけするので、緊張して腕時計を見ながら行動した。

 お風呂ではケアーさんが慣れた手順で次々に衣服を脱がせて下さる。

 時々麻痺している左腕を伸ばしてシャツを脱がせて下さるが、体の硬いオソマツ君に半身まひが起こっているのだから、スムースにはいかない。

 そこで、少しくらいなら腕がねじれても曲がっても、エイと引っ張ってしまうこともある。そんな時には肩や背中に激痛が走る。思わず「痛い!というとケアーさんたちが「だいじょうぶ?」と聞いてくださる。お湯が熱くないか?も「大丈夫?」だし頭を洗う時も「大丈夫?」だ。

普通「いいですか?」と聞くところをすべて「大丈夫?」とおっしゃる。

 思えば「大丈夫?は、女学生言葉だ。女子高校生たちは友達同士「大丈夫?」と云い合って友情を深めている。

 お風呂のおばさんたちもいつの間にか若返った気持ちになって「大丈夫?」「大丈夫?」と云って、若返っておられるらしい。そう思って聞くと余計に小母さんたちの若返り願望の強いのに驚かされる。

小父さんたちは高校生の頃に戻りたいなどとは1センチも思わない。

その2 鼠蹊部について。

 オソマツ君は発病前に比べると圧倒的に運動不足である。

そうすると皮膚病に罹りやすくなる。

 多分、運動不足は毛細血管の血流を弱め、白血球の劣化が起こり、いろいろな皮膚病に罹りやすくなるらしい。とまあこういうことでオソマツ君は皮膚科で塗り薬を貰っていて、 お風呂から出るとそのお薬を塗って貰う必要がある。

 そこで「ポケットのチューブの薬を鼠蹊部におねがいします。」と云うと「ハイハイ」といって塗って下さる。

 そのとき、オソマツ君が「女性の鼠蹊部は何と云うのかしら」と聞いたら「やっぱり、鼠蹊部でいいと思いますよ」とケアーさん。「でも、ネズミがいないがいいですか?」と僕。ケアーさんは、キョトンとしておられた。

 多分ケアーさんは、「この人も痴呆になられたか・・・・・・」と思われたに違いない、(T)