鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1479回】 安くてよい家でもダサいと売れない時代

2015年01月18日 | 住宅コンサルタントとして
10代、20代の感性に触れる努力を皆さんはしていますか?

これから家を建てる10代、20代の方の価値観をどこまで理解していますか?

過去、住宅業界でローコスト戦略だけでそこそこ成功してきた会社は、
後10年もすれば、かなり苦しい状況になるでしょう。

それは若い世代になればなるほど、
感性のレベルがオッサンとは比較にならないくらい高いからです。

この業界で今でもぼちぼち成功している手法に、
地元工務店色を思いっきり打ち出して、
「安くてよい家を建てることに本気」というようなメッセージを発信し、
オッサンや職人さんの顔を思いっきり出すやり方がありますが、
あれが通用するお客様は、今の30代後半くらいまでではないでしょうか?

新築を建てる世代の方からすれば、明らかにダサすぎなんです。

今の若い方は、髪をカットする際、古びた商店街の中にある、
昭和の雰囲気の美容室に行くでしょうか?

「職人の腕が違う」
「マスターがカットに本気」
というような情報発信をしたとして、価値を感じるでしょうか?

違いますよね?

オシャレな美容院で、素敵なスタッフさんにカットして欲しいのです。

ここの感性を理解しないと、年々お客様が減っていくことにつながっていくでしょう。

住宅業界はまだまだ古くさい感性しか持てていない会社がたくさんあります。

お客様の感性に変化適応していくことが、ビジネスです。

センスの良い会社であることを市場のお客様に認識していただけるよう、
マーケティングを再構築していきましょう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする