鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1464回】 一流の黒子

2015年01月03日 | 住宅コンサルタントとして
仕事を通じてでも、仕事以外でも良いのですが、
自分が目指していることを分かりやすい言葉で言えますか?

仕事が溜まってきて、目の前のことで目一杯になると、
ついつい自分が目指していることを忘れがちになります。

言ってみれば、目的地を設定せずに走っている車のようなもの。

ハンドルを握っているのが経営者であれば、同乗してくれているスタッフさんは不安になりますし、
ハンドルを握っているのが一家の主であれば、同乗してくれている家族が心許ないでしょう。

私自身が目指しているのは、
ご縁を頂戴しているクライアント様に商売の王道を歩んでいただくということ。

商売の王道とは、商売を続ければ続けるほど、
社員さんやそのご家族、お客様やそのご家族、地域社会などから応援され、
商売がやり易くなっていくこと。
そしてお客様に困らない状態となり、見込み客を見つける必要が無い分、
OB様や目の前の商談中のお客様のことをより考えられるようになり、
結果、お客様の満足度が上がって、お客様により応援していただけるようになることを指します。

商売の王道を進むようになると、利他の精神になれると個人的に思っています。

環境が恵まれてくると、周囲のことを考える余裕も出てきますし、
何より感謝の気持ちをより持てるようになると思うのです。

クライアント様自身がそうなっていき、
最終的には地域社会が周りのことを思いやるようになっていく・・・。
そして最終的に地域社会がより良くなっていけば、というところを目指しています。

自分自身、ここを徹底してやっていくために、起業時に決めたことがあります。

「我が社は会社の規模拡大、売上拡大、上場などは目指さない。
目指すのは、クライアント様がより良い会社に成長する、というその一点である。
コンサルティング会社はあくまでも黒子であるべきで、我が社が目立つ、表に出るというのは、
コンサルティング会社の正しい在り方ではない」

ということです。

コンサルタントはあくまで黒子。
主役はクライアント様。
クライアント様がより良い会社に成長する、その一点を追求していくことが
我が社が目指していることなのです。

そのために、私自身、一流の黒子になれるよう、今年も精進していきたいと思っています。

皆さんが目指していることは何ですか?
コメント
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