鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1463回】 業界的に何が欠けているのか?

2015年01月02日 | 住宅コンサルタントとして
価格がいくらで、その中にどこまで含まれているのか?
構造材はどこの産地のものをつかっていて、性能はどうなのか?

こういうことを入り口に、消費者が相談する住宅会社を探すケースは
今後、ますます減少していくことでしょう。

逆に言えば、こうした情報発信ばかりしていては、
お客様が自社に興味を持っていただけない時代がくるでしょう。

また、「光熱費ゼロ」や「ローン0円」など、オッサンの発想に反応する消費者も減っていくと思っています。
というか、ローン0円にもうならないですしね・・・。

頭の固い、しかもセンスゼロのオッサンたちが考えた発想が中心の住宅業界です。
大手ハウスメーカー、住宅FCの本部もまさしく、その状況です。

だからどの会社も、商談できるお客様の数が減ってきているのです。

こうした問題をクリアするためのキーワードは何か?

「ワクワクするね!」
「共感しちゃう!」
「こんなん、ええな!」

とお客様が感じるような情報発信を会社としてしていくことが、ますます重要になってきます。

消費者の変化が最も激しい、若い女性対象の服屋さん、雑貨屋さんが
どのような変化をしてきているかを知っていますか?

お店にある商品を見る前に、お店が発信するイメージを重視するようになってきています。
そしてそのメッセージと実際の売り場、商品、店員さんにギャップがないことが重要なのです。

更にその消費者の変化は、男性にも起こってきています。

今の10代、20代前半の男性の価値観は、私のようなオッサン世代とは全く違うのです。

そうした消費者の変化についていくために、変わらなければなりません。

業界の古い発想、過去の成功体験は忘れて、
時代の変化、お客様の変化に適応していきましょう!
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