鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【1925回】 設計・コーディネーター・監督こそ、謙虚さが必要

2016年04月07日 | 住宅コンサルタントとして
業界歴が長く、有資格者の設計・コーディネーター・監督の中には、
過去に自身が経験してきた中で得たことが絶対的に正しい、と思い込んでいる人が
結構多いような気がします。
(まあ、営業マンの中にもいるんですけど・・・)

法規的なこと、構造のこと、施工のことなど、専門的な知識が豊富で、
しかも自分自身が建築士や施工管理技士の資格を持っているので、
ついつい自分の経験が全てだと思いがちなんですね。

で、無資格の人の言うことを素直に受け入れたり受け止めたりすることが出来ない。

プライドだけやたら高い人が結構多いのです。

でも、そういうオッサンが理解しなければならないのは、
「お客様が全て!」ということです。

どれだけ理にかなった設計をしようが、どれだけ専門知識を駆使しようが、
お客様に選んでもらえなければ、全く意味が無いということなのです。

それが商売の現実です。

お客様に選んでもらえるかどうかが全て、という商売の現実が受け入れられないのであれば、
大学教授や研究機関の職員になるしかありません。

民主主義社会でビジネスに携わる、ということは、
お客様に選んでいただけるかどうかということと向き合い続けなくてはならないということ。

どれだけすごい資格を持っていようが、どれだけ経験を積んでいようが、
お客様が全てなのです。

専門知識を持っていたり、経験を積んだ人ほど、謙虚さが必要で、
常にお客様が何を求めているのかということを追求していくスタンスが欠かせません。

皆さんの会社の設計やコーディネーター、監督はどうですか?
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