鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【1923回】 挫折や失敗から多くを学ぶ

2016年04月05日 | 住宅コンサルタントとして
テレビ朝日系の「しくじり先生」という番組が、個人的に好きです。

ある時期、成功していたけれども、
人生をしくじってどん底まで落ちた芸能人やスポーツ選手のリアルなお話は、
本当に勉強になりますし、自分自身の経験とも重なることもあります。

そしていつも思うのですが、人生、思いっきり挫折を経験した人が、
その事実と向き合い、乗り越えた時に、人としての魅力が増すんだなぁ、と感じます。

昨日、出演されていたのは、「はんにゃ」というお笑いコンビのお二人。

このお二人が昨日、番組でおっしゃっていましたが、
下積みの苦労をせず、実力以上に一気に売れてしまった。
(本人たち曰く、大学生レベルなのに売れてしまった、とのこと)

そして猛烈に仕事を入れて、ひたすらこなしていきますが、
ブームが去っていくと、レギュラーで出演していた番組がゼロになったそうです。

順調にやってきた人が、いきなり仕事が激減した時、どん底感を味わいます。
そのどん底の時は、本当につらいし苦しい。

でもその中で自分がやりたいことを真剣に考え、自分と向き合い、
最終的に覚悟が決まるような気がします。

私自身、前々職の営業マン時代、順調に仕事をさせていただいていましたが、
コンサルタントに転職しようと思い、面接を受けました。
で、いきなり初めての面接でケチョンケチョンに言われ、不合格。
意気消沈して、五反田駅までフラフラ歩き、歩きながらどうしようか、
真剣に考えていました。

で、駅前のブックオフに入り、前職の創業者の本を中古で3冊買って、
帰りの飛行機の中、それから家に帰ってひたすら読みまくって、
明け方に「やっぱりもう1回、チャレンジしよう!」と決断し、
面接で落とされた翌日の朝一番に、中途面接のエントリーをしました。

2回目のチャレンジの際は順調に最終の役員面接まで進みましたが、
役員面接でまさかの不合格。

その役員面接の後、高校時代の親友とその奥さんと食事会をセッティングしていましたが、
非常に暗い顔でその食事会に行った記憶があります。

でこれまた帰りの飛行機の中、それから家に着いてから自分の今後を考え、
「受かるまで(面接を)受け続けてやる!」と覚悟を決め、
翌日の朝一番で再度、面接にエントリー。

そんな中で、最終的に入社を認めていただくことができました。

おそらく、2回も面接を落とされたのに3回目のエントリーをしたのは私くらいかと思いますが、
あの時、自分の今後の人生を真剣に考えたからこそ、今があるのだと思っています。

コンサルタントになって11年、今でも毎日新鮮な気持ちですし、
この仕事以外のことをやる気が全くありません。

そう考えると、挫折や失敗した時にどうその現実と向き合うかが重要で、
それは長い目でみれば、きっとプラスになると思うのです。

挫折や失敗をした時は、チャンスなのです。
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