鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【1946回】 会社の考えから全てを伝える流れが重要

2016年04月28日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に思うのですが、
住宅業界で売れている営業マンは、必ず自社に自信と誇りを持っています。

そして自社の歴史をしっかりと学び、会社の理念やビジョンについて深く理解し、
それをお客様にわかりやすく説明することができます。

こういう営業マンが自社の商品説明をする際、
単に商品特徴を述べるだけでなく、自社の理念やビジョンに関連付けて説明ができるのです。

これは単なる商品特徴説明と比較すると、
圧倒的にお客様に共感していただけたり、
更には商品の魅力を数倍、高く評価してもらえるようになるのです。

例えば自然素材を使っていることが自社の強みの場合、
自然素材の効果、例えば調湿機能や消臭効果があるとか、
木のぬくもりが温かい、などの話をしても、さほどお客様は聞き入ってくれません。

しかしながら、我が社が目指す家づくりの考えをお伝えし、
その考えに沿って商品を開発した結果、
こういう自然素材をふんだんに使った家になりました、
とお伝えすると、お客様の食いつきは変わってくるのです。

その上で自然素材のメリット、長所をお客様にお伝えすれば、
とても良い流れで接客できることになり、結果は変わってきます。

これは商品の話だけではなく、
アフターの話やお客様との関わり合いの話、
どういう職人さんに仕事を依頼しているのか、ということなど、
全ての分野で効果があるのです。

何を質問しても、その考え方に一本の筋が見える。
ブレない信念がある。
そういう会社、そういう営業マンに人は惹かれるのです。
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